役立つ情報
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川に行く前に
川と楽しく付き合う、知恵の数々
出発前の心得
【気象情報の集め方】
テレビやラジオ、電話サービスなどで気象情報は得られますが、最近ではパソコンや携帯電話のインターネットを使って集めることもできます。気象衛星画像などが充実している日本気象協会など便利なサイトもあるので活用しましょう。
【放流警報区間について】
ダムが上流にある川ではダムの放流によって影響を受けます。利根川ダム統合管理事務所管轄の放流警報区間は、地図の赤い区間となっています。釣りやBBQなどでお出かけの際はご注意ください。到着時の心得
【ダム警報装置について】
ダム放流時に安全を確保するために設置されているのが警報装置です。放流時には下流域に危険を知らせるためのサイレン等が設置されており、また事前にゲート操作の警告が発せられるようになっています。注意して川のそばを観察すると、必ずそういった装置が見つかるはずなので、存在を確認しておくのも大切です。サイレンは休止を挟んで1分刻みで鳴らされ、広範囲に届く音量になっています。
【退避の呼びかけには素直に】
川が増水してかなり危険な状態になる直前には、必ずダムの放流警報で知らせたり、管理事務員や警察官が退避の呼びかけをしに来たりします。この呼びかけには従うこと。水の気配がない場所でも、あっという間に水没する可能性があります。宿営時の心得
【植物のない川原は増水地帯】
木や草などの植生がまったく見られない場所にはテントを張らないこと。いっきに増水する危険性があります。
【川原や中州は川そのもの】
川原や中洲に多少の草木が生えていても、そこが増水することのない場所だとは限りません。増水するような天候でなくとても川原や中州には絶対、テントを張らないようにしましょう。特に中州は、いざという時に逃げ道が確保できませんので、危険そのものです。
【水遊びの注意事項】
川原に草のない場所は水かさがあがる場所。砂防ダムのあるところは出水時に土砂の流れが多くなるところ。取水ダムのサイレンは、現在地ではなく上流域の降雨量で発せられるということ。川原や中州は少しの水で水没するということ。日本の山間部の川は少しの雨で急激に水位が上昇するということ。最後に、服を着たまま泳ぐのは難しいということ。川で遊ぶときには、これらを肝に銘じておきましょう。後始末の心得
【洗剤は使わないのがマナー】
楽しいキャンプやBBQの後始末で大切なこと、それは環境を守るという気持ちです。調理器具などを洗う場合は、洗剤を使わずにアウトドアショップなどで売っている環境配慮型の液体石鹸を使いましょう。また、フライパンなどの油分は、水で洗うのではなく紙でふき取ること。ちょっとした気遣いが、川をきれいに保ちます。
【ゴミは持ち帰ること】
ゴミはどうしてもでてしまうもの。そのゴミは持ち帰るのが川人のマナーです。キャンプサイトなどでは、最低でも燃えるゴミ、燃えないゴミを分別しておきましょう。持ち帰るゴミを、現地のゴミ箱に突っ込んで帰る、なんてことは言語道断。ちゃんと家に持ち帰って処理することが、正しい川人の心得です。