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常総水害から10年~水害の記憶を未来へ~
平成27年9月の関東・東北豪雨で甚大な被害を受けた鬼怒川下流域(茨城県区間)において、国・茨城県・常総市など7市町が主体となり、全国で初めてハード・ソフト対策を一体化した緊急的な治水対策「鬼怒川緊急対策プロジェクト」が実施されました。堤防整備や河道掘削などのハード対策は令和3年9月15日に完了。ソフト対策では「水防災意識社会の再構築」に向けて「鬼怒川・小貝川大規模氾濫に関する減災対策協議会」が設立され、「逃げ遅れゼロ」「社会経済被害の最小化」を目標とした様々な取り組みが流域内で実施されています。
一方、水害から10年が経過し、水害を知らない世代が増え、気候変動による近年の水災害も激甚化・頻発化していることなどから、改めて水防災に関する普及啓発活動が必要となっております。
そこで節目となる令和7年9月、水害の記憶や教訓の風化を防ぎ「水防災意識社会の再構築」及び「流域治水」の取り組みを浸透させ、推進していくことを目的に「常総水害から10年実行委員会」を設立し、式典・シンポジウムや防災イベントを行います。【開催日時】令和7年9月28日(日)
式 典 等 :13:30~16:15
防災イベント:10:00~15:00
【開催場所】茨城県常総市新石下2010
式 典 等 :常総市地域交流センター(豊田城)
防災イベント:常総市地域交流センター(豊田城)駐車場行動宣言書
式典内で、実行委員会メンバー(県・7市町・国土交通省下館河川事務所)による「行動宣言」を行いました。
実行委員長である常総市長が代表して、水害による記憶を風化させることなく後世に語り継ぎ、「水防災意識社会の再構築」及び「流域治水」の取組みを浸透・推進していくための行動を宣言しました。