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地域との連携

  • パートナーシップ with リバー プロジェクト

    皆さまからいただいた質問にお答えします

    Q: 「パートナーシップ with リバー」プロジェクトの目的は?

    A: 鬼怒川及び小貝川において、河道内の樹木により治水上及び河川管理上以下のような課題があり、それらを解消するために樹木伐採を計画的に実施しております。 ・ 河道内に繁茂した樹木によって、流下阻害が発生し、洪水が安全に流下しない。 ・ 繁茂した樹木が壁となり、ごみの不法投棄の温床となる。 ・ 繁茂した樹木により、堤防から見て川の状況(洪水・水質等)が把握できない。 そこで、沿川自治体18市町と協働・連携し「災害時の資材」や河川の維持管理・流域のイベントでの活用」、「利用する人に優しい川づくり」への利活用をすることにより、地域の「河川行政への理解」や「防災意識の向上」を目的としています。また、コスト縮減にも寄与します。

    Q: 具体的にはどのような活動をしているのですか?

    A: 茨城9市町、栃木9市町及び国土交通省による「伐採木の利活用に関する検討会」を組織しました。検討会では、利活用について検討します。 また、昨年度の伐採木を利用してロングベンチを鬼怒川・小貝川の堤防上の側帯や一里塚等に試験的に設置しました。地域の方々からは、「散歩の途中で休める場所が出来てよかった」など、好評です。

    Q: 自治体のメリットは?

    A: 材料費がかからず、加工費のみであるため、安価で入手できます。    それらを地域に設置することにより、地域に対する行政サービスの提供ができるとともに、河川行政への理解、防災意識の向上につなげるべく、今後の「伐採木の利活用に関する検討会」で議論していきます。

    Q: 利用者のメリットは?

    A: 快適な河川空間の利用が図れるほか、河川に対する意識の向上が図れます。

    Q: ロングベンチの加工っていくらくらいかかるの?

    A: 試験的に設置したロングベンチは1基あたり、約15,000円です。市販のロングベンチを購入すると、約45,000円かかるため、購入と比較した場合、割安です。    ベンチは利用形態により形状や加工程度が異なります。ニーズにあったベンチを提供することにより、自治体のサービス向上・コスト縮減に伐採木が寄与します。

    Q: 他にはどんなものに加工できるの?

    A: 災害時の炊き出し用の薪、水防用の杭、テーブル、花台、プランターなどに加工できます。 また、防護柵、堤防天端上の車止めに利用できるほか、椎茸の原木や各種イベントでの工作等の材料としても利用できます。

    Q: 川の中の木を切ることによる環境への影響は?

    A: 鬼怒川及び小貝川において、河道内の樹木により治水上及び河川管理上以下のような課題があります。 ・ 河道内に繁茂した樹木によって、流下阻害が発生し、洪水が安全に流下しない。 ・ 繁茂した樹木が壁となり、ごみの不法投棄の温床となる。 ・ 繁茂した樹木により、堤防から見て川の状況(洪水・水質等)が把握できない。 そこで、これらの課題の解消のため伐採を計画的に実施していきますが、伐採に関しては環境アドバイザー等に意見を伺いながら河川環境に配慮しつつ実施していきます。

    Q: 樹木の伐採方法は?

    A: 樹木の伐採方法については、その樹木がどのような支障要因となっているかによって、いくつかの方法に分かれます。 ・ 流下阻害が発生し、洪水が安全に流下しない → 全伐採 ・ ごみの不法投棄の温床 → 間伐 ・ 河川巡視上の支障 → スリット伐採及び間伐

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