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川のきれいさ、汚さは、「水質」という言葉で、言われています。
川がきれいなことを水質が良い、川が汚いことを水質が悪いと言います。

水質は、色々な指標がありますが、通常、川のきれいさは、「BOD」という数値で表し、「BOD]の数値が小さいほどきれいな川になります。

昨年、日本全国の一級河川の水質で、きれいだったのは、次の７つの川です。
・北海道に流れている尻別川（しりべるかわ）、沙流川（さるがわ）
・福島県に流れている荒川（あらかわ）
・富山県に流れている黒部川（くろべがわ）
・三重県に流れている宮川（みやがわ）
・島根県に流れている高津川（たかつがわ）
・熊本県に流れている川辺川（かわべがわ）
　「BOD」の数値は、それぞれ0.5mg/L（リットル）です。

汚い川は、次の５つの川です。
・大阪府、奈良県を流れている大和川（やまとがわ）…BODは4.7mg/L
・埼玉県、東京都を流れている綾瀬川（あやせがわ）…BODは4.2mg/L
・埼玉県、東京都を流れている中川（なかがわ）…BODは3.8mg/L
・神奈川県を流れている鶴見川（つるみがわ）…BODは3.6mg/L
・大阪府、兵庫県を流れている猪名川（いながわ）…BODは3.3mg/L

詳しくは、下記のホームページを見てください。
http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000081.html

また、汚い川には魚がすめません。
きれいな川にすむイワナやヤマメといった魚はBODが2mg/L以下、アユやサケは3mg/L以下、汚れに強いと言われているコイやフナでも5mg/L以上は適さないと言われています。