みんなの質問で作っていくページだよ、どんどん質問してね。質問のトップへ▲

12.熊本県甲佐町の小学6年生NAさん・NIさんからの質問
濃度のパックテストをして、濃度のことがよくわからなかったから教えてください。なぜかというと、パックテストの色によって分かる濃度の濃さの数値の意味がよく分からなかったからです。それと、近くに二つの用水路があります。数年前までは同じ藻があったのに、今は、片方の用水路の藻が違うものに変わりました。なぜか不思議です。教えてください。水の汚れに関係があるのでしょうか。
遠く熊本県のお友だちからの質問だよ こんにちは!
質問をしてくれてどうもありがとう。PH、水素イオン濃度のことかな? これは、水の酸性・アルカリ性の度合いを示すもので、 PH7を中性として、PH7未満を酸性、PH7を超えるとアルカリ性となっているんだ。 河川の水はどのくらいだと思う? 強い酸性やアルカリ性の水だと、普通の微生物は活動ができないから、 たいPH7前後なんだよ。

真夏日が続いたときなんかは、植物性プランクトンの光合成の活発化によって、 二酸化炭素が消費され、アルカリ性が強くなることもあるんだ。

そして、河川には「環境基準値」というものがあるんだ。 これは、人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで、維持されることが望ましい基準なんだ。 それぞれの河川によって基準値は異なっていて、 鬼怒川・小貝川に設定されている基準値はPH6.5〜8.5だよ。

NAさん、NIさんの住んでいる熊本県の川について もっと知りたいことがあったら国土交通省の九州地方整備局のホームページをのぞいてみるのもいいね。 九州地方整備局 http://www.qsr.mlit.go.jp だよ。

それと、「藻」について。 「藻」類は一般的に、 1.富栄養化した水質 2.光の多いところ 3.水の流れのないところ などに発生するみたいだね。 どんな「藻」だったのか、種類がわからないから断定はできないけれど、 それらのいずれかの条件が変わったからだと思うよ。

わかったかな?
※個人情報の保護のため、学校名・個人名は伏せさせていただきます。(プライバシーポリシーについて

<< 前の質問 次の質問 >>