ダム管理事務所の仕事
-
事務所からのお願い
放流に注意!!
宮ヶ瀬ダムでは、大雨などによって大量の水がダムに入った場合や、その他の原因などでもダムから下流への放流量を増加させます。その際には、電光表示板やサイレン、警報車による巡回などで放流警報を行います。川での水遊び・キャンプ・釣りなど、河原、河川敷にいる方は、急いで川から離れて下さい。
放流時における情報設備
電光表示板は中津川に10基設置しています。表示内容に十分に注意してください。
警報車は急激にダムの放流量を増加させる場合の巡視に使用しています。
Q.放流量を増加させるとどうなる?
A.「ダムの放流によって川の水位が急激に上昇することがあります!!」 通常の宮ヶ瀬ダムの放流量は、1秒間に2~15m3程度ですが、洪水時、またはその他の要因で1秒間に100m3まで放流量を増加させます。(緊急時には100m3/s を超える放流もあります) このため、宮ヶ瀬ダムで放流量を大幅に増加させた場合、下流の中津川では急激に水位が上昇し、川の流れが速くなりますので、大変危険です。
Q.どんな時にダムは放流するの?
A.大雨が降ったとき、ダムは水を貯めるだけでなく放流もおこないます。宮ヶ瀬ダムでは、川の水を一時的に貯め込むポケットをもっていますが、全ての水を貯めたのでは、ダムはあふれてしまうからです。雨が上がった後にも、次の雨に備えて放流をおこなう場合があります。
安全に楽しく川遊びをするために~事務所からのお願い~
【ダムの放流量を増加させるときにたいへん困っています!!】
宮ヶ瀬ダムでは放流量を大幅に増加させる場合に、電光表示板、サイレン等の放流警報だけではなく、ダム下流の中津川に河川利用者への注意喚起を目的に巡視を行っています。巡視では川から速やかに離れるように伝えていますが、なかなか巡視員の指示に従っていただけない方がたくさんいます。
皆さんが思っている以上に、放流量の増加時には、川の状況は急激に変化します。実際に河川利用者が水に流されたり、川の中に取り残される事故は全国で多く見られます。大変危険ですので、速やかに河川からの避難にご協力下さい。
【雨が降り始めたら河原、川に入らないでください。】
宮ヶ瀬ダムが放流量を増加させなくても雨が原因で、急激に川の水位が上昇したり、川の流れが速くなる場合があります。巡視員がいくら注意をして出ていってもらっても、次から次へ車が河原に降りてきます。「川に着く前に雨が降り始めてしまった。せっかくだからバーベキューだけでもしたい。」という気持ちも分かります。しかし、それを中止する勇気も必要です。