計画検討の進め方(基本的事項)
● 核都市広域幹線道路の計画検討は、『課題・効果の把握』、『複数案の提示』の順に検討を進め、検討成果を確定する。『複数案の提示』においては、『課題・効果の把握』における確定事項を前提とします。
● 各検討では、様々な方法で地域のみなさまとのコミュニケーションを重ね、地域の意見や地元検討会からの助言を踏まえながら検討します。
● 計画検討では、核都市広域幹線道路の概略計画の基礎となる概略計画案を定めます。
● 概略計画案を基礎としつつ、社会資本整備審議会道路分科会関東地方小委員会の審議を経て概略計画を定める。概略計画は、起終点やルート帯(数百メートル程度の幅を持ち、道路用地境界を定めない)、付帯事項などを定める計画であり、都市計画(1/2500の図で示される詳細な計画)の前提となる計画です。

計画検討の進め方(細目)
● 計画検討の進め方(基本的事項)に加え、以下の点にも配慮して概略計画案の検討を進めるものとします。
● 情報提供の方法
- 埼玉県圏央道以南地域の交通課題等を踏まえた核都市広域幹線道路の整備の必要性、検討対象区間選定の考え方、計画検討のスケジュールや進捗状況等については、ポータルサイトや各道路管理者のホームページ等を通じて幅広く情報提供を行います。
● コミュニケーションの対象者
- コミュニケーションする内容に応じて、沿線地域の内外住民、道路利用者、年代など、偏りなく様々な立場の意見を取り入れられるようにします。
● 意見の扱いと決め方
- 地域のみなさまやご利用される方々との多重多層のコミュニケーションを通じて、丁寧な情報提供と丁寧な意見の把握を行うことを前提に、関心事を深く捉まえて創造的な問題解決を図るように努めるとともに、計画検討事務局において概略計画案を確定し、社会資本整備審議会道路分科会関東地方小委員会の審議を経た上で、国土交通省にて概略計画を確定します。
● 検討体制
- 事務局である国土交通省大宮国道事務所・埼玉県・さいたま市は、地域のみなさまやご利用される方々と連携・協力して、概略計画案を確定します。
● 概略計画案の選定方法
- 複数案の提示では、ルート帯・主たる構造の複数案と、複数案を評価するための評価指標を確定します。また、確定したルート帯・主たる構造の複数案を比較評価します。
- 複数案と評価指標を検討する際には、技術的な制約や周辺への影響等を踏まえる他、地域のみなさまやご利用される方々のご懸念・ご期待などのご意見にも配慮します。
● 事業の進め方
- 決定した対応方針及び概略計画については、評価結果やその経緯等と併せ、速やかに公表を行います。