国土交通省 関東地方整備局 長野国道事務所
長野国道事務所ホーム > 検討会・委員会 > 国道19号長野市篠ノ井小松原地区地すべり対策検討委員会

検討会・委員会

  • 国道19号長野市篠ノ井小松原地区地すべり対策検討委員会

     地すべりの国道への影響および応急対策の内容について、学識者、有識者等から構成される第三者機関より、中立性・公平性や実状に配慮した客観的な立場で助言を頂くことを目的として、「国道19号長野市篠ノ井小松原地区地すべり対策検討委員会」を設置することとしました。

    委員名簿

    開催概要

    ○第5回
     日時:令和5年1月27日(金) 11:00~12:00
     場所:WEB会議
     結果(議事概要):
      ●長野県における今後の施工について
       ・地すべり末端部における水路・法面などの施工について、国道への影響・安全性について長野国道・長野県と調整して進めること。
      ●道路管理体制について
       ・地すべり末端部法面の施工後の状況、降雨の経緯等を踏まえると、道路管理基準の変更案は妥当である。
      ●その他
       ・今後も観測結果の整理を続けること。

    ○第4回
     日時:令和4年1月17日(月) 9:00~10:00
     場所:WEB会議
     結果(議事概要):
      ●全面交通開放について
       ・現場における対策工事の進捗状況を共有した。前回の第3回委員会の審議結果である、「末端土塊の崩落防止対策について、末端土塊の不安定土砂を取り除き、一定の切土整形工ができた時点において、下記を前提に相互交通(全面開放)に異論はない。」及び以下の確認事項は妥当である。
       ・引き続き、現地でのモニタリング(監視体制)を継続すること。
       ・下記条件に当てはまる場合には、全面通行止めとする。
         条件(1):地すべり箇所に設置した伸縮計で2.0mm/h以上(異常値は除く)の変位量を計測した場合
         条件(2):長野国道設置の雨量計で60分雨量が20mmもしくは連続雨量が80mmを超えた場合
         条件(3):監視カメラによる監視で地すべりの兆候などの異常が確認された場合
         ※緊急自動車及び路線バスも通行不可
       ・全面交通開放への再移行について
         伸縮計の変位量が2.0mm/h未満かつ降雨量2.0mm/h以下を3時間連続して計測し現地の点検等で安全が確認できた段階で全面交通開放へ移行
      ●全面交通開放後の監視体制について
       ・現地に監視員を駐在させ、監視を継続する。
      ●地すべりの水位について
       ・地すべり中央付近の上部の水位がやや高めに出ているが、元々の水みちがあったことが想定され、今後も融雪期、出水期は注視していく必要がある。
      ●末端土塊の崩落防止対策について
       ・切土時の監視体制としては、切土上部に傾斜計を設置することが望ましい。また何かあればいつでも土を戻せるようにすること。
      ●その他
       ・次回委員会は、工事の状況、融雪の状況を踏まえ6月頃に開催予定。

    〇第3回
     日時:令和3年12月24日(金) 17:00~18:00
     場所:WEB会議
     結果(議事概要):
      ●全面交通開放について
       ・末端土塊の崩落防止対策について、末端土塊の不安定土砂を取り除き、一定の切土整形工ができた時点において、下記を前提に相互交通(全面開放)に異論はない。
       ・引き続き、現地でのモニタリング(監視体制)を継続すること。
       ・下記条件に当てはまる場合には、全面通行止めとする。
         条件(1):地すべり箇所に設置した伸縮計で2.0mm/h以上(異常値は除く)の変位量を計測した場合
         条件(2):長野国道設置の雨量計で60分雨量が20mmもしくは連続雨量が80mmを超えた場合
         条件(3):監視カメラによる監視で地すべりの兆候などの異常が確認された場合
              ※緊急自動車及び路線バスも通行不可
       ・全面交通開放への再移行について
         伸縮計の変位量が2.0mm/h未満かつ降雨量2.0mm/h以下を3時間連続して計測し現地の点検等で安全が確認できた段階で全面交通開放へ移行
      ●全面交通開放後の監視体制について
       ・現地に監視員を駐在させ、監視を継続する。
      ●末端土塊の崩落防止対策について
       ・地滑り末端部の地すべりの変動は現在落ち着いており、切土整形をすることは可能と考えられる。切土整形にあたっては、万が一の変動に備えて監視体制をとりつつ慎重に施工し、変動等が起こった場合は切土した分を埋め戻せるようにしておくとよい。
      ●その他
       ・対策工事の進捗に合わせ、来年1月末に検討委員会を開催し、全面交通開放できるか審議を行う。

    〇第2回
     日時:令和3年11月8日(月) 10:00~11:10
     場所:WEB会議
     結果(議事概要):
      ●交通開放について
       ・現地の地質調査や観測を通じ、地すべり末端部の状況の把握が進み、監視体制が整ってきたことから、昼間(6:00~21:00)片側交互通行および夜間(21:00~6:00)全面通行止めから、終日片側交互通行規制に移行することについて、下記を前提に異論はない。
       ・引き続き、現地でのモニタリング(監視体制)を継続すること。
       ・下記条件に当てはまる場合には、全面通行止めとする。
         条件(1):地すべり箇所に設置した伸縮計で2.0mm/h以上(異常値は除く)の変位量を計測した場合
         条件(2):長野国道設置の雨量計で60分雨量が20mmもしくは連続雨量が80mmを超えた場合
         条件(3):監視カメラによる監視で地すべりの兆候などの異常が確認された場合
              ※緊急自動車及び路線バスも通行不可
       ・片側交互通行への再移行について
         伸縮計の変位量が2.0mm/h未満かつ降雨量2.0mm/h以下を3時間連続して計測し現地の点検等で安全が確認できた段階で片側交互通行へ移行
      ●交通開放(終日片側交互通行規制)後の監視体制について
       ・現地に監視員を駐在させ、監視を継続する。
      ●地すべり末端部の対策工
       ・地すべり末端部について、今後の表面侵食の防止のための対策工(表層侵食防止工)、土砂の押出しや落石を捕捉する強靱ワイヤーネットを設置する。

    〇第1回
     日時:令和3年7月13日(火) 10:40~12:00
     場所:WEB会議
     結果(議事概要):
      ●地すべりの範囲や地すべりの拡大する方向・範囲の推定を行うにあたり、今後も現地の地形や変状状況について調査・モニタリング監視を行うこと。
      ●応急対策として、大型土嚢、H鋼防護柵、ブルーシート、仮排水路(排水ポンプ含む)及び監視カメラ設置等を実施済み、今後、更なる対策(落石防護柵、仮排水路の延伸等)を実施することを確認。
      ●トンネル点検を実施し、地すべりによる新たな変状は確認されなかった。今後もトンネル坑口部には大きな荷重がかからないように留意すること。
      ●交通開放について
       ・応急対策工(ブルーシート、大型土嚢、H鋼防護柵)が完了し、地すべりの挙動が概ね収まった状態であること。
       ・夜間(21:00~6:00)は通行止めとすること。
        ※緊急自動車、路線バスは夜間も安全であることを確認のうえ、通行可能とする。
       ・再度通行止めの基準は、地すべり箇所に設置した伸縮計が2.0mm/h以上(異常値除く)の変位量を計測した場合、長野国道が設置した雨量計で60分雨量が20mmまたは連続雨量が80mmを超えた場合、監視カメラによる監視で地すべりの兆候などの異常が 確認された場合
       ・上記の通行止めは、地すべり箇所に設置した伸縮計の変位が2.0mm/h未満(異常値除く)かつ降雨量2.0mm/h以下を3時間連続して計測し、現地の点検等で安全が確認できた段階で片側交互通行へ移行とする。
       ・緊急自動車及び路線バスについては地すべり箇所に設置した伸縮計が2.0mm/h未満(異常値は除く)となった時点で安全を確認のうえ、通行可能とする。(長野国道より その旨連絡)
       ・上記を前提に、7月14日(水)6時からの片側交互通行(6:00~21:00)への移行について異論はない。

国土交通省 関東地方整備局 長野国道事務所
長野国道事務所 〒380-0902 長野県長野市鶴賀字中堰145 電話026-264-7001(代表)