2022年03月02日
関東地方整備局
港湾空港部
本検討会は、羽田空港に設置されている礫浅場をフィールドとして、生物多様性向上の環境改善を図ることを目的として、実証実験による多様な環境の創出と管理方法を検討するものとして国土交通省と環境省が連携して開催しています。
浅場の設置から2年目の調査となりますが、これまでモニタリングを行い検討会で有識者の意見を伺い進めているもので、令和3年度第2回目となる検討会を下記のとおりオンライン(Web)により開催しました。今回は令和3年度秋までのモニタリング結果の報告、今後の検討の方向性について確認しました。
モニタリング結果としては、夏季の貧酸素条件下でも浅場上で生物が確認出来たことを含め、現状ではメバル属やイシガニなど多様な生物が確認できました。
礫浅場の環境は、生態系の食物網として頂点となる生物から餌生物の形成を確認しているなか、頂点となる指標の生物としてニホンウナギやモクズガニなどに注目しているところですが、今のところニホンウナギは確認されず、今後引き続き特に指標となる生物の確認に注視した工夫なども踏まえ調査を継続することとしました。
さらに生物多様性に資する浅場の創造に関し、今後の展開なども見据え令和4年度に成果とりまとめを目指すものとしてその方向性を確認しました。
記
1.日時:令和4年3月1日(火) 10時00分-12時00分
2.場所:オンライン(Web)開催
3.次第・委員:本文資料(PDF)別紙-1のとおり
4.検討会概要:本文資料(PDF)別紙-2のとおり