2021年12月08日
荒川上流河川事務所
12月2日 荒川左岸39.2km付近大久保浄水場取水口で環境基準値(0.02mg/L)以下のジクロロメタンが観測され、埼玉県で荒川広域採水調査を行った結果、12月4日川越市の入間川支川麦生川で環境基準を超えるジクロロメタンが検出されました。荒川上流河川事務所では、古谷樋管およびJR川越線上流において水質調査を行ったうえ、ジクロロメタンの更なる流出に備え、必要な資機材の確保や人員の配置、連絡体制を構築するとともに、引き続き情報収集を行い注意体制を継続します。
1.事故概要
・通報場所 埼玉県大久保浄水場(さいたま市桜区)取水口
・通報日時 令和3年12月2日 15時頃
・事象 ジクロロメタンの検出
・原因 調査中
2.事故対応状況(第4報からの新たな情報)
12月7日までの情報については、第4報をご確認ください。
・12月8日
(水質調査)
・川越市では古谷樋管にて水質調査を実施し、0.004mg/L を検出(9時20分採水)。
・荒川上流河川事務所は水質調査を継続して実施し、古谷樋管及びJR 川越線上流において、0.0031mg/L(14時55分採水)及び0.0003mg/L(15時25分採水)を検出。
(現地対応)
・川越市では鴨田農業集落排水処理施設において活性炭による吸着措置を実施。また汚染水が流入しないよう管路の洗浄を実施中。
・荒川上流河川事務所では、古谷樋管下流水路内において活性炭による吸着措置を実施中(明日以降設置範囲を拡大予定)
3.今後の対応
・川越市が排出原因調査を実施中。
・荒川上流河川事務所においても、埼玉県、川越市と連携し、水質調査、河川の状況監視及び情報収集を継続して行います。
・今後、水質状況や周辺環境について、適時、情報提供を行ってまいります。
4.参考情報
・ジクロロメタンは荒川に流入していますが、濃度は環境基準値以下です。
・埼玉県の調査結果より、荒川のジクロロメタン濃度は低下傾向にあります。
・流出物質・流出事故内容に関するお問い合わせは埼玉県環境部水環境課(電話048-830-3081)へお願いします。
・流出物質に関するお問い合わせは川越市環境対策課(電話049-224-5894)へお願いします。