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記者発表資料

2021年12月06日

  • 入間川支川麦生川(むぎゅうかわ)におけるジクロロメタンの検出について【第3報】

    荒川上流河川事務所

    12月2日 荒川左岸39.2km付近大久保浄水場取水口で環境基準値(0.02mg/L)以下のジクロロメタンが観測され、埼玉県で荒川広域採水調査を行った結果、12月4日川越市の入間川支川麦生川で環境基準を超えるジクロロメタンが検出されました。荒川上流河川事務所では、古谷樋管およびJR川越線上流において水質調査を行ったうえ、ジクロロメタンの更なる流出に備え、必要な資機材の確保や人員の配置、連絡体制を構築するとともに、引き続き情報収集を行い注意体制を継続します。

    1.事故概要
    ・通報場所 埼玉県大久保浄水場(さいたま市桜区)取水口
    ・通報日時 令和3年12月2日 15時頃
    ・事象 ジクロロメタンの検出
    ・原因 調査中

    2.事故対応状況
    ・12月2日15時頃
     大久保浄水場取水口(さいたま市桜区)で環境基準値以下のジクロロメタン検出。
    ・12月3日
     川越市及び埼玉県が上流部の水質調査を実施
    ・12月3日12時頃
     川越市による古谷樋管における検査結果で環境基準値を超える0.68mg/L のジクロロメタンを検出。
    ・12月5日
     川越市では原因調査および、八幡川笹原門樋において、活性炭による吸着措置を実施。
    ・12月6日
     川越市では鴨田農業集落排水処理施設からの汚染水排出抑制として、活性炭によるジクロロメタンの吸着措置を実施。古谷樋管にて水質調査を実施。
     0.065mg/L を検出(9 時10 分採水)。
     荒川上流河川事務所では古谷樋管およびJR 川越線上流において水質調査。それぞれ、0.031mg/L(17 時採水)および0.0003 mg/L(15時採水)。

    3.今後の対応
    ・川越市が排出原因調査を実施中。
    ・埼玉県では監視および情報の収集を継続します。
    ・今後、水質状況や周辺環境について、適時、情報提供を行ってまいります。

    4.参考情報
    ・ジクロロメタンは荒川に流入していますが、濃度は環境基準値以下です。
    ・埼玉県の調査結果より、荒川のジクロロメタン濃度は低下傾向にあります。
    ・流出物質・流出事故内容に関するお問い合わせは埼玉県環境部水環境課(電話048-830-3081)へお願いします。
    ・流出物質に関するお問い合わせは川越市環境対策課(電話049-224-5894)へお願いします。

  • 別紙・参考資料

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