2022年07月12日
鬼怒川ダム統合管理事務所
工事発注において、入札参加者がいないことなどを理由として、入札・契約⼿続きの取りやめや不調が予測される工事について、不調・不落対策を試行しております。
今回発注する「R3川治ダム周辺法面補修工事」では、以下の(1)、(2)、(3)を試行します。
(1)『公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)』
競争参加者が少数と見込まれるとともに技術的難易度が比較的低い工事において試行するもので、特徴は次のとおりです。
1)競争参加時に配置予定技術者の申請は不要です。
(参加要件として配置予定技術者の工事経験の設定はありません)
2)総合評価における加算点の評価対象は、企業の同種工事の施工実績と災害活動実績のみです。
3)過去の工事成績や表彰実績、配置予定技術者の技術⼒は評価対象としません。
(2)『余裕期間制度(フレックス方式)』
受注者の円滑な工事施工体制の確保を図るため、事前に建設資材、労働者確保等の準備を行うことができる余裕期間を設定した工事であり、契約締結の翌日から令和5年3月15日までの間で、受注者は工事の始期及び終期を任意に設定できます。なお、工事の始期までの余裕期間内は、監理技術者等を設置することを要しません。
(3)『難工事指定』
本工事は、工事を適切に完成させた場合、その後の発注工事における総合評価項目「難工事施工実績評価対象工事(試行)」を加点対象とする「難工事指定」を採用します。「難工事指定」された工事は、完成時に70点以上の工事成績を通知された場合、今後発注される「難工事施工実績評価対象工事(試行)」の総合評価の評価項⽬において加点対象となります。また、主任(監理)技術者または現場代理人として従事した経験について、審査基準日の月以前の4年間が評価対象となります。