2022年02月02日
常陸河川国道事務所
昨今、工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由とし、入札のとりやめや不調となる工事が相次いでいることから不調・不落対策を試行しております。
今回発注する「R3常陸河川国道管内無停電電源装置設置工事」については、公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)の試行を行うとともに、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されることから、「機器単体費の掲示」等の試行を行うほか、配置予定技術者の専任を要しない期間を設定します。
(1)「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」の試行
競争参加者が少数と見込まれ、技術難易度が比較的低い工事について対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書及び技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない。)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するものです。なお、総合評価は、災害活動実績を加算点としています。
(2)「機器単体費の提示」
本工事では、「無停電電源装置」に係る機器単体費を歩掛見積参考資料に提示する試行を行います。
(3)「配置予定技術者の専任を要しない期間」
本工事は、無停電電源装置の機器製作を要する工事であるため、機器製作期間については、競争参加資格確認申請書の配置予定主任(監理)技術者の専任を要しないこととします。
(4)「世界的な半導体不足による工期延期等について」
本工事は、半導体不足の影響で機器等の納期遅延により、工期内に工事が完成出来ない等、工期の延長が必要な場合には、工事の一時中止等の適切な措置を行い工期延期を実施します。