2022年03月15日
富士川砂防事務所
工事発注において、入札参加者がいないことなどを理由として、入札・契約手続のとりやめや不調が予測される工事について、不調不落対策を試行しています。
今回発注する「R3野呂川第三砂防堰堤改築工事」については、以下の対策を採用します。
(1)公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)
競争参加者が少数と見込まれる工事について、対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書及び技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない。)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するものです。
なお、総合評価は災害活動実績及び、賃上げの実施を表明していることを加点対象としています。
(2)地域外からの労働者確保に要する間接費の設計変更
本地域は、地域外からの労働者確保が必要となることが予想され、宿泊費や労働者の赴任手当など標準積算と実際にかかる費用に乖離が考えられるため、共通仮設費及び現場管理費の対象項目について、その妥当性を確認の上、実績変更する試行を行います。
(3)余裕期間制度(フレックス)」
受注者の円滑な工事施工体制の確保を図るため、事前に建設資材、労働者の確保等の準備を行うことが出来る余裕期間を設定できると供に、発注者が示した工事完了期限までの間で、受注者は工事の始期及び終期を任意に設定することができます。
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