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  • 上丸子天神町地区の堤防整備に向けた多摩川スピードウェイ観客席の調査結果について

     多摩川スピードウェイ観客席(以下「当該構造物」)が遺る、多摩川右岸13.3k~13.6k(川崎市中原区上丸子天神町地先)の堤防は、多摩川の堤防として必要な断面が不足しており、洪水を安全に流すために、堤防断面を確保する対策が必要な箇所です。令和元年10月の台風第19号(令和元年東日本台風)では、多摩川の田園調布(上)水位観測所で計画高水位を超過する等、治水対策の重要性が再認識され、当該区間の堤防整備についても地元住民の方々から強く要望頂いているところです。

     京浜河川事務所では、当該構造物について、現地調査を実施しました。その結果、コンクリートにクラックが多数生じている等、劣化が著しいことが判明しました。また、鉄筋が確認されないこと、流水や雨水により土粒子が流出することを防ぐための「吸い出し防止材」が設置されていないこと等から、護岸機能としても期待できません。
     これら理由により、河川管理者としては、洪水を安全に流すために当該構造物を撤去したうえで堤防整備の工事が必要と考えています。

     京浜河川事務所では、引き続き、多摩川の河川整備を通して、地域の安全を確保するとともに、多摩川の豊かな環境を保全し、治水と環境の調和のとれた川づくりに努めてまいります。また、整備にあたっては地域の歴史や文化などにも引き続き配慮してまいります。



    旧多摩川スピードウェイ観客席調査結果[PDF:2481KB]

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