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鶴見川

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    鶴見川流域水マスタープラン

    アジア・太平洋の水問題

    "アジア・太平洋の日" 第3回世界水フォーラムセッション
    “アジア・太平洋の水問題”
    -アジア・太平洋の水問題は世界の水問題と異なるか?-

    セッション開催主旨

     モンスーンアジアは山岳/火山とその流出域である沖積/洪積平野が生活の基盤であり、気象条件が耕作に適している場合には耕地として利用できることから、山岳地帯、洪水氾濫原まで人間活動が及でいる。このような理由からモンスーンアジアは世界人口の約3分の2をかかえおり、洪水氾濫原にも市街化が進んでいる。20世紀後半から沖積平野では都市人口の増大またその結果として生じる土地利用変化により、常襲的な浸水被害、水環境の悪化、用水不足など、モンスーンアジア地域に特有な深刻な水問題に悩んでいる。

     本セッションでは、こうしたアジア太平洋地域に特有な気候条件と土地条件、治水・利水、環境などの情報を共有し、それを基にした水文、水資源の諸問題を議論するものである。さらに、都市化、流域開発による水環境の悪化を把握し、その特性と対策を検討する。

     限られた時間、場所であるので、議論の対象を降水、洪水、渇水、土砂、水質など、現在アジアで特化している問題に限定し、その現状と対策について専門家を招聘し討議するものである。


    セッションコンビナー
    鳥取大学 学長  道上 正規

    道上 正規

    セッション概要

    ■ 開催日時及び場所
     日時:2003年3月18日 12:00-18:30
     場所:京都宝ヶ池プリンスホテル ゴールドルーム

    ■ プログラム
     総合司会:小尻利治(日本)

    開会 (13:00-13:10)
    挨拶 道上正規(日本)
    基調講演 (13:10-13:50)
    モンスーンアジアにおける水と生活と農業 海田能宏 (日本)
    発表 1 (13:50-15:10)
    司会:藤縄克之(日本)
    -アジア・太平洋地域における水及び水問題の特徴-
    アジア太平洋地域の地理的特徴と水収支 近藤昭彦 (日本)
    モンスーンアジア地域における洪水の特徴 R. L. Q. Liongson (フィリピン)
    地下水利用および過剰揚水の結果 Ashim Das Gupta (タイ)
    水田と水 - その多様性 田淵俊雄 (日本)
    発表 2 (15:25-16:45)
    司会:近藤昭彦 (日本)
    -都市化や流域開発おける水問題-
    マレーダーリング流域における総合的水マネジメント Kevin Goss博士 (オーストラリア)
    日本における総合的水マネジメント(鶴見川を例に) 海野修司 (国土交通省・日本)
    水系における化学物質のリスク管理の現状と課題
    ~分布型流出モデルをベースとした生態水質モデルによる流域環境評価を事例として~
    東海明宏 (日本)
    インドネシアにおける砂防および土砂災害の新段階 Ir. Haryono (インドネシア)
    パネルディスカッション (17:00-18:25)
    司会:D.Jezeph  (UNESCAP) 渡辺紹裕  (日本)
    パネリスト:Ashim Das Gupta (タイ) , 佐合純造 氏 (日本) , Xu. Xinyi (中国) , Gye-Woon Choi (韓国) , Kevin Goss (オーストラリア)
    総まとめ (18:25-) 虫明功臣 (日本)
    閉会
    (敬称略)
    • 会場写真1
    • 会場写真2
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