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【知る】道路と旅の今むかし その一 川崎の道~街道と幹線道路~
右の地図は、川崎を通る主な幹線道路を表す地図だよ。
むかしの街道は、下の各街道の説明にある地図の場所を通っていたんだ。東海道
江戸時代に「五街道」(ごかいどう)と呼ばれた重要な街道のひとつ。 江戸(えど)と京都を結んだ道で、約500kmもあったんだ。 川崎には、川崎宿(かわさきじゅく)があって、江戸に入る直前の宿泊地(しゅくはくち)として、にぎわったんだ。川崎大師にお参りする人も、たくさん泊(と)まったんだそうだよ。
■役立つリンク
東海道への誘い(横浜国道事務所)
川崎市川崎区本町2丁目
【東海道の今】
川崎駅前に、東海道の道すじが残っているんだ。川崎市川崎区南町
幹線道路としての機能は、国道15号(第一京浜)に受けつがれているよ。
中原街道(なかはらかいどう)
徳川家康(とくがわいえやす)が平塚の中原に建てた御殿(ごてん)と江戸を結んだ道。
毎日の生活に必要な食べ物や肥料(ひりょう)を運ぶ道としても、活やくしたんだ。
たくさん運ばれたものの名前をとって、「お酢(す)街道」「こやし街道」などとも呼ばれたそうだよ。川崎市中原区小杉陣屋町1丁目
【中原街道(なかはらかいどう)の今】
中原街道は、現在の県道45号・丸子中山茅ヶ崎線(まるこなかやまちがさきせん)になっているよ。大山街道(おおやまかいどう)
神奈川県伊勢原市(いせはらし)・秦野市(はだのし)・厚木市(あつぎし)の境にある大山(おおやま)にお参りする人たちがたくさん通った道だよ。
駿河(するが:現在の静岡県)のお茶や、秦野のたばこ、相模川(さがみがわ)のアユなど、各地の特産品も、この道を通って運ばれたんだって。川崎市高津区溝口4丁目
【大山街道(おおやまかいどう)の今】
むかしの大山街道の道すじは、東急田園都市線と国道246号の間に、残っているよ。川崎市宮前区有馬4丁目
幹線道路としての機能は、国道246号に受けつがれているよ。
津久井道(つくいみち)
神奈川県西部のつくい(つくい)、愛甲(あいこう)地方の絹(きぬ)を江戸に運ぶルートとして栄えた商業の道なんだ。
川崎市多摩区枡形3丁目
【津久井道(つくいみち)の今】
むかしの津久井道のルートは、住宅街の中にひっそりと残されているよ。川崎市多摩区枡形2丁目
幹線道路としての機能は、県道3号・世田谷町田線(せたがやまちだせん)に受けつがれたよ。
大師道(だいしみち)
東海道の川崎宿から川崎大師へとつながる道。
むかしも今も、川崎大師にお参りする人たちが、たくさん通っているよ。川崎市川崎区旭町1丁目
【大師道(だいしみち)の今】
むかし大師道が通っていた場所川崎市川崎区旭町1丁目
大師道は国道409号になり、京浜工業地帯(けいひんこうぎょうちたいにつながる産業の道としても、川崎の町を支えているんだ。
府中街道(ふちゅうかいどう)
東海道が多摩川をわたる六郷の渡し(ろくごうのわたし)から多摩川に沿ってきたへ向かい、府中に至った道。
大山街道(おおやまかいどう)や津久井道(つくいみち)と交わり、川崎を南北に結んでいるよ。川崎市川崎区旭町1丁目
【府中街道(ふちゅうかいどう)の今】
府中街道の道すじは、国道409号、県道9号・川崎府中線(かわさきふちゅうせん)に受けつがれているよ。
写真は国道409号。