那珂川の名の由来はよく分かっていませんが、『常陸国風土記』に「郡より東北、粟河を挟みて駅家を置けり」と記されており、このころは上流に阿波郷があったことから、粟河とよばれていたようです。室町時代の『神明境』では「応永十五年(1408)正月十八日、野州那須山焼崩、硫黄空ヨリ降、常州那珂河硫黄ニ変ズ」とあり、この頃は那珂川の名が用いられています。
那須疎水公園付近から上流を望む(那須塩原市)
支川逆川(さかがわ)(茂木町大字飯野)
涸沼川(支川)のシジミ漁(大洗町)
那珂川の常陸河川国道事務所の直轄管理区間は、河口から箒川合流点までの85.5km。支川・涸沼川は8.0km。支川・桜川は4.2km。支川・藤井川が1.8kmです。