二瀬だより
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秩父湖の水辺から…
2011年バックナンバー
冬の自然の造形美 ~氷の芸術~(2011年1月17日)
三十槌の氷柱
「今日もさみいなぁ」、最近、挨拶代わりに聞かれる声。
しかし、この冬の寒さがあるからこそ現れる、幻想的な世界が二瀬ダムの近くにあります。写真にある「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」いかがですか。
17日現在で「8分」まで育っているそうで、さらに、1月21日から2月13日の夜間にはライトアップもされるそうです。
詳しい情報は秩父観光協会大滝支部HPまで。
(2011年1月17日)一面、雪景色です!(2011年2月16日)
二瀬ダムも雪化粧
先日2月15日(火)、全国的に雪が降り、今年一番の大雪となりました。秩父でも最高で23cmの積雪があり、ふもとの町では朝早くから雪かきを行う人が目立ちました。
二瀬ダムもごらんの通り、一面の雪化粧で、晴れたときとは違った姿を見せてくれます。
雪が積もると、道路が凍り滑りやすくなるため、車や歩行者の事故が多発します。慎重な行動を心がけましょう!
(2011年2月16日)甲武信岳から望む絶景・富士(2011年2月17日)
甲武信岳から望む富士
荒川は甲武信岳を源流に首都圏を育む母なる川である。この源である甲武信の頂から、甲斐の山々の盟主として、ひときわ優美な姿の富士山が眺められる。
頂まで辿りつけた者のみが至福の境地にひたれ、頂に辿りつくまでの苦労や疲れが一瞬のうちに雲散霧消し、晴れ晴れとした気持ちになれる瞬間でもある。
(2011年2月17日)洪水対応演習(2011年5月30日)
巡視訓練中の職員
5月25日(水)、国土交通省所管のダムで洪水対応演習が行われました。ダム放流時の危害防止の措置及びダムの洪水調節操作を的確に行うことを目的とした演習です。
二瀬ダムでも職員それぞれが配置につき、FAXによる情報の伝達、サイレン、荒川周辺の巡視などの訓練を行い、そのなかでも巡視の様子はNHKの取材を受け、ニュースでも放送されました。
これからの時期、梅雨や台風の接近による大雨が予想されます。みなさんもいざというとき落ち着いて行動をするために、日頃からの避難場所の確認や、防災セットの準備などを行い、災害に備えましょう! (2011.5.30)平成22年度 優良工事等表彰式(2011年7月20日)
優良工事等表彰式
二瀬ダム管理所では平成23年7月20日(水)、平成22年度完成工事・完了業務で
成績が優秀な受注者や技術者をたたえる、事務所長表彰を行いました。
これは、工事の施工並びに業務の履行が優秀であって、他の模範となるものを
表彰することにより、技術の向上及び技術者の誇りと資質の向上を図り、円滑な
事業の推進に資する事を目的としています。
表彰式では受賞された方々に表彰状が手渡されました。また、当管理所の事務所長
表彰のほか、関東地方整備局長表彰を受賞された方々も含め、記念撮影も行いました。
○局長表彰受賞
【優良業務・優秀技術者】
業務名:H22二瀬ダム大洞川進入路概略設計業務
業者名:(株)オリエンタルコンサルタンツ埼玉事務所
技術者:中嶋 一雄
○事務所長表彰受賞
【優良工事】
工事名:H22二瀬ダム砂礫搬出工事
業者名:(株)磯田建設
【難工事(功労)】
工事名:H21二瀬ダム地すべり対策工事
業者名:(株)サンセイ
【優良業務・優秀技術者】
業務名:H22二瀬ダム工事監督等支援業務
業者名:(株)アイ・ディー・エー
技術者:宮﨑 正行
(敬省略)
(2011年7月20日)ニホンカモシカ出現!?(2011年8月19日)
8月17日(水)の夕方、二瀬ダムに突如現れた2匹の動物。特別天然記念物であるニホンカモシカの親子ではないかと思われます。
ダム周辺には、猿はよく現れるのですが、カモシカが迷い込んだのは非常に珍しく、職員も思わずシャッターを切りました。
たまたま周辺を散歩していた観光客の方も大変な盛り上がりでした。すぐ山の中にいなくなってしまいましたが、かわいい動物との出会いに心が癒されました。秩父湖を覆い隠す靄(2011年9月9日)
秩父湖
各地に大きな被害を出した台風12号。二瀬ダム流域も例外ではなく、大雨と暴風が数日間続くこととなり、ダムへの最大流入量は460m3/sを記録しました。二瀬ダムでは421万m3を貯留し、下流への影響を軽減しました。
その台風の影響か、台風が過ぎ去った後、秩父湖全体を覆い隠す靄(もや)が出現しました。いつもの秩父湖の景色と違い、幻想的なものでした。
台風シーズンは始まったばかり。いつまた大型台風がやってくるかもしれません。みなさんも危機意識を持ち、災害に備えましょう!(2011.9.9)ダム内部から見る放流(2011年9月27日)
ダム内部からの写真
ダム外部からの写真
台風15号は日本列島に上陸し、各地に大雨を降らせました。
その影響で二瀬ダムでも洪水調節を行いました。
二瀬ダムの放流は、いくつかの放流施設で行っています。写真は、その中の1つであるコンジットゲート(常用洪水吐)の開度を上げた瞬間を、それぞれダム内部と外部から撮影したものです。
かなりの量の水が、ゲートから外へ放流されているのがおわかりになるでしょうか。
しかしダムに流れてきた全ての水をそのまま放流しているわけではなく、約4割はダムに貯留しています。下流に流れる水の量を減らすことによって、荒川の水位が上昇するのを防いでいるのです。二瀬ダム完成50周年記念座談会が開催されました。(2011年10月14日)
座談会の様子
記念碑除幕の様子
桜はこれからも二瀬ダムを見守り続けていくことでしょう。
二瀬ダムは、1961(昭和36)年の12月に完成いたしました。
今年2011年は完成からちょうど50年の節目の年。それを記念して、
二瀬ダム完成50周年記念座談会が開催され、記念碑除幕と記念植樹も
行われました。
○座談会
歴代管理所長の皆様と旧二瀬ダム工事事務所の皆様による座談会が行われました。
座談会は、建設当時の方5名、歴代管理所長8名、計13名が参加。参加者お一人ずつに、
ご在籍当時の苦労話や二瀬ダムの思い出話などを話していただきました。
建設当時から最近の話まで、ダムに関わった方々の生の体験談を聞くことで、
二瀬ダムの50年の歴史に触れることができた気がした、貴重な時間でした。
○記念碑除幕
歴代二瀬ダム管理所長の有志が、事業に対するご理解とご協力をいただいた旧大滝村の
地域の方々に心から感謝すると共に、地域の振興と更なる発展の願いを込めて、記念碑が
建てられました。
記念碑は高さ3.5mの非常に大きなもの。材質は、三峯神社御神木の350年経た檜です。
揮毫は三峯神社の中山高嶺宮司様にしていただきました。
ご神木には、「治山治水」という言葉が書かれています。中山高嶺宮司様が、この地域の振興を祈願して選ばれた言葉です。
○記念植樹
地元大滝の持続的な発展を願って、ソメイヨシノの植樹が行われました。
このソメイヨシノの母木は、昭和36年に二瀬ダムが完成後、慰霊碑を建立した
際に鎮魂のため植樹されたものです。その樹齢は50年を迎えようとし、桜の
寿命は約50年とされ、近年には春の開花が乏しくなってきておりました。
そこで、二年ほど前に、この桜を蘇らせるべく、歴代管理所長のお一人が、
枝を採取し挿木になさいました。二年経ち成長したソメイヨシノが、また末永く
二瀬ダムを見守ることができるよう願いをこめて、植樹を行いました。紅葉まつり(2011年10月23日)
炭のオブジェと檜(ひのき)のコースター
流木
ブースは多くの人で賑わいました。
今年で35回目を迎える奥秩父大滝紅葉まつり。10月23日(日)に、オープニングイベントが開かれました。様々な郷土料理が振舞われ、伝統芸能が披露されました。
二瀬ダムも出展し、壁には建設当時の二瀬ダムの白黒写真を並べました。当時の様子がわかる貴重な写真です。
また、紅葉まつりと秩父4ダムに関するアンケートを実施し、アンケートに答えていただいた方には、秩父湖に流れ着いた流木や、それを利用して作られた炭のオブジェ、大滝の源流の間伐した檜(ひのき)の木でつくったコースターのいずれかをプレゼントいたしました。
多くの方にアンケートに答えていただき、貴重なご意見を伺うことができました。
アンケートにご協力してくださった皆様、ありがとうございました。二瀬ダムがライトアップされています! (2011年10月24日)
二瀬ダムライトアップの様子
今年も奥秩父大滝紅葉まつりにあわせて、夜間、二瀬ダムがライトアップされています!
ダムのライトアップは、11月6日(日)まで、17:00~22:00の間行われます。
照明に照らされたダムの昼間とはまた違った迫力は、一見の価値ありです!
ぜひ二瀬ダムにお越しいただき、直接ご覧になって下さい。
(2011年10月24日)平成23年度総合地震防災訓練を行いました。(2011年11月14日)
土砂崩れを想定した交通整理の訓練の様子
11月14日(月)、関東地方整備局において首都直下地震の発生を想定した総合地震防災訓練が行われました。二瀬ダム管理所の職員もそれぞれ班に分かれ、情報伝達、ダム周辺や提体内の点検、土砂崩れを想定した交通整理などの訓練を行いました。
訓練後は職員全員で反省会を行い、各々の視点から気づいた点などを発表し、情報の共有に努めました。
3月に発生した東日本大震災によって、災害の恐ろしさをあらためて痛感した方も多いのではないでしょうか。災害はいつ起こるかわかりません。こうした訓練を普段から行っているかどうかで、いざというときの精神的余裕はまったく違うものです。
みなさんも、防災グッズをそろえたり、避難場所の確認をするなど、日ごろから災害に備えましょう!雪が降りました!(2011年12月13日)
積雪の様子
12月9日(金)、秩父地方に今シーズン初の雪が降りました。例年よりも早い初雪に、驚かれた方も多いのではないでしょうか。
しかし幸い道路などに積雪はほとんどなく、交通にも特に影響はなし。午後にはわずかばかり積もった雪も、すっかり溶けてしまいました。
しかし、秩父の冬はこれからが本番です!今年2月に降った大雪は、皆さんの記憶に新しいと思います。
お車を運転される方は、早めにタイヤをスタッドレスに履き替えましょう。