富士川流域図(沼川流域を含む)
平成19年4月1日現在
参考値 | 富士川流域面積 | :3,990km2(沼川を除くと3571.2km2) | |
富士川砂防管内 | :786.2km2(釜無川277.1km2、早川509.1km2) | ||
総河川延長 | :1,660km(富士川流域内493河川合計) | ||
平均河床勾配 | :釜無川 | 約1/21 | |
:笛吹川 | 約1/31 | ||
:富士川 | 約1/269 |
富士川砂防事務所の事業
富士川砂防事務所では、砂防えん堤や床固工、山腹工などの砂防施設の施工を通じて土砂災害から地域のくらしを守っています。周辺の景観、環境や生態と調和した施設づくりに加えて、豊かな自然を活かし、新たな水辺・渓流環境づくりを通じて地域の活性化に貢献し、多様な価値創造に向けた砂防事業に取り組みます。
根幹的土砂災害対策
大規模崩壊地を含む荒廃地からの土砂の生産、流出をコントロールし、流域全体の安全を確保するため、流域上流の基幹砂防施設を整備します。 | 間ノ岳荒廃状況 早川町 |
総合土砂管理対策(土砂を流す砂防)
富士川流域において、河川・海岸などの関係機関と連携を図りながら上流から河口までの流域全体における土砂の量・質に関する調査を実施するとともに、オープ ンタイプの砂防えん堤を整備し、防災機能を確保しつつ、下流への土砂供給を確保する総合的な土砂管理対策を推進します。 | 鋼製格子型砂防えん堤 |
石空川第六砂防えん堤 スリット施工前 北杜市 |
石空川第六砂防えん堤 スリット施工後 北杜市 |
総合的な土砂災害防止対策
土砂災害発生時における人命損失などの重大な被害の発生を回避するためのソフト対策として、土石流などを監視するカメラと情報収集・提供するための光ファイバーを整備します。 | 大春木CCTV・雨量情報表示板 早川町 |
災害時要援護者対策の推進
土砂災害の犠牲者となりやすい、自力避難が困難な災害時要援護者に関連した福祉施設などを保全するため土砂災害防止施設を整備します。 | 大武川床固群の護岸工事 |
新技術・新工法
施工箇所で生じた土砂を利用した砂防CSG工法、新粗石コンクリートをもちいて、環境負荷の軽減、建設コストの縮減を図ります。 | 富士川粗石コンクリート工法 丸沢下流第10床固 韮崎市 |
自然との共生
国立公園などにおいて、自然環境・生態系、景観などに配慮した砂防えん堤などを整備するとともに、環境モニタリングを実施します。 | 広岩床固群 富士見町 |