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ほうしゃせいぶっしつ
放射性物質は、α線(陽子2個と中性子2個が結びついたヘリウムの原子核と同じ粒子)、β線(電子)、γ線(電磁波)などの放射線を放出する性質をもつ物質の総称です。原子力発電、医療における治療や診断、殺菌や厚さ計等の工業利用などに広く使われていますが、人体や環境に与える影響が著しく大きいため、その使用等には科学技術庁長官の許可が必要とされています。
放射性物質は、元素名に質量数(原子核の陽子と中性子の合計数)と呼ばれる数字をつけて表記します。例えば、ウランには質量数が234、235、238のものがあり、これらは同位体(アイソトープ)と呼ばれ、放射性が全く異なります。
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