霞ヶ浦導水事業の目的と効果
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水質浄化
霞ヶ浦導水事業によって、霞ヶ浦(西浦)と、水戸市を流れる桜川等の水質浄化を図ります。
霞ヶ浦(西浦)における効果
霞ヶ浦導水事業が完成し、那珂川と利根川から浄化用水が導入されると、湖水が希釈されるとともに、霞ヶ浦の容量にほぼ相当する水量が河川流入水に追加されることになり、湖水の入替えを促進する効果が期待されます。
現在の霞ヶ浦への河川流入水量は、湖水が年間約2回分入れ替わる量に相当します。これに霞ヶ浦導水事業による浄化用水を加えると、年間約3回入れ替わることになります。
● 湖水の希釈と入れ替えの促進による水質改善
平成32年度負荷量の想定をもとに平成18~27年度の流況により水質予測を試算すると、霞ヶ浦(西浦)の水質(COD)の平均値を0.4mg/L低下させます。
水域 導水なしの水質 導水ありの水質 水質浄化効果 霞ヶ浦(西浦)平均 5.7mg/L 5.3mg/L 0.4mg/L 桜川における効果
霞ヶ浦導水事業は、那珂川から桜川へ最大3m3/sの導水を行うことにより、桜川の水質改善と水量回復を図ります。
桜川試験通水について