平成21年7月15日、横浜関内ホールにおいて『再生と創造 ~安藤忠雄の挑戦と中田宏横浜市長の戦略~』というテーマで開催されました。
このシンポジウムは、横浜市及び周辺地域の一般市民を対象に横浜地方気象台保存活用事業の概要を広く一般の方々に周知することで、官庁営繕の事業や気象観測業務の社会的理解を深めるとともに、開港以来150年にわたって建設されてきた数多くの近代建築を活用する歴史を生かしたまちづくりの意義を市民と共に考える事を目的として開催されました。
当日は、800名を超える聴衆を迎えて盛況となりました。梅雨明け後の晴天のもと、開演前からホール前に長蛇の列ができ参加者の関心の高さが伺えます。第一部の安藤忠雄氏による取り組み紹介では、氏の作品をスライドで紹介しながら、歴史や文化を大切に考え都市や建築に向きあう自身の姿勢やまちづくりに対する考え方について講演いただきました。第二部の中田横浜市長による取り組み紹介では、横浜地方気象台をはじめとする横浜市内の保存活用の事例や市内黄金町での取り組みを挙げながら、自身が推進するクリエィティブシティー、「創造都市」の考え方を紹介いただきました。第三部のシンポジウムでは、コーディネーターの曽我部氏が市民の方々から寄せられた質問などを取り上げながら、都市のあり方や市民の手によるまちづくりについて来場者と共に考える場となりました。安藤忠雄氏・中田市長のユーモアを交えた話もあり、聴衆の方々のまちづくりに対する期待の高さを感じることができました。
講演会の終了後は、ホールに展示した模型や事業紹介ポスター等を参加者に見ていただきながら、職員が質問に答えるなど対話も生まれました。
開催案内ポスター[PDF:216KB]
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