河川・河川敷の利用
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[河川・河川敷の利用への取り組み]
ミズベリング荒川下流便り
第7回ミズベリング荒川下流会議
ミズベリング荒川下流だより
第7回ミズベリング荒川下流会議を平成30年1月12日(金)にアモアホールにて開催しました。
今回の会議では、これまでの荒川下流でのミズベリングの取組みの成果や反省点を振り返るとともに、“岩淵緊急用船着場周辺の河川敷の水辺の賑わい“づくりの方向性について明確にし、共有した上で、今後の取組みの具体案のアイデア出しを行うことを目的として意見交換を実施しました。 会議には、座長の東京大学知花准教授をはじめ、これまでの会議参加者を中心としつつ、新たなメンバーも含めた計12の企業・団体の方々、また自治体として東京都北区、足立区に参加いただきました。
各班の意見交換の様子1
各班の意見交換の様子2
各班の意見交換の様子3
各班の意見交換の様子4
意見交換では、4つのグループに分かれて、岩淵緊急用船着場周辺の河川敷のミズベリングの今後目指すべき方向性や具体的な活動案について、グループディスカッションでさまざまな立場・目線からの意見交換を行い、最後に各グループからディスカッションの結果を発表していただきました。
意見交換でいただいた主なアイディア・意見
〔イベント案について〕
⇒岩淵緊急用船着場周辺の水辺は特に水面が広いことが特徴であり、水面の広さを活かした体験をもっと用意してはどうか。(ジェットスキー、ボート、フライボードなど)。
⇒河川敷でのマルシェなどは、赤羽駅の商店街との連携も可能なため取り組みやすいのでは。
⇒冬のイベントとして、例えば体力測定や、運動会のような軽スポーツイベント、千人鍋による地野菜を用いた芋煮会や、おでんフェスなどのイベントが考えられる。
⇒3000人盆踊りなど、河川敷に人を集めてギネスを目指す活動をしてみてはどうか
〔アクセスについて〕
⇒音楽フェスなどの大規模イベントを開催する場合、大量の観客の動線を確保することが課題である。
⇒大勢の人を呼ぶために、岩淵緊急用船着場周辺の地域の志茂駅や赤羽駅からの経路だけでなく、川から訪れる経路を確保する工夫が必要である。
⇒赤羽岩淵はアクセスが課題であるため、舟運によって上下流の交通結節点と接続できる仕組みが必要である。
〔荒川知水資料館の活用について〕
⇒荒川知水資料館3階の地域交流スペースは、水辺アクティビティ等の教室として有効活用できる可能性がある。
⇒荒川知水資料館を含めた水辺の賑わい創出にあたってどのように活用していくか、今後の検討課題である。
〔広報について〕
⇒イベント時の告知はもっと大々的に早くから行うべきである。
⇒想定するターゲット層によって広報手段を選択するべき。(例えばお年寄りを対象とする場合はチラシが重要)
〔知名度の向上について〕
⇒まずは色々なイベントを実施し、知名度を向上させる必要がある。
⇒通年を通して荒川の魅力を発信できるとよい。(秋は花火、冬はマラソン大会、春はBBQなど)各班の発表の様子1
各班の発表の様子2
各班の発表の様子3
各班の発表の様子4
会議のまとめ
岩淵緊急用船着場周辺の河川敷での水辺の賑わいのあり方については、各班とも、あまり施設を派手に作ったり、大規模なイベントを行ったりせず、普段は自然体の活動で賑わいを保ち、時々は派手なことをして知名度を上げる、というような考え方が共通して見られた。「ゆるやかな施設整備、ゆるやかな賑わい」がキーワードになると思う。
今回の会議では、いくつか仕掛けられそうなアイデアも得られたので、今後、それらのアイデアに繋がるようなものを考えていく。集合写真