河川・河川敷の利用
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[河川・河川敷の利用への取り組み]
ミズベリング荒川下流便り
ミズベリング荒川下流便り
第5回ミズベリング荒川下流会議を平成29年2月6日(月)に荒川知水資料館アモアホールにて開催しました。
会議には、座長の東京大学知花准教授をはじめ、11企業・団体・自治体、及び1大学の大学生の方々に参加いただきました。 今回の会議では、「冬季の水辺における地域を活かした賑わい創出」について意見交換を実施しました。 グループディスカッション実施前に、ミズベリング会議における意見を反映して平成28年2月27日(土)に開催した「荒川ライトアップ」の記録動画を用いた報告を行いました。その後、屋上から岩淵リバーステーション周辺や遠方に望むことができる都市農業公園を見学しました。
H27年度の荒川ライトアップ動画鑑賞
荒川の見学(荒川ライトアップ会場を望む)
今年の平成29年3月11日(土)に「荒川ライトアップ2017」の開催を予定しており、その実施内容およびそれ以降の賑わい創出について意見交換とすることを狙いとし、3班(都市農業公園エリア2班、岩淵リバーステーションエリア1班)に分かれて、グループディスカッションを行いました。 イベントでの試行等を踏まえて、アイディアを長期的・恒久的な場づくり、仕組みづくりへつなげていくため「伝えたいこと」と「(理解・行動につなげる)仕掛け」のキーワードの組み合わせにより、考えアイディアを出し合う、新しい方法を試みました。知花座長コーディネートの下、参加企業・団体・自治体、及び大学生の方々から、たくさんのアイディア、ご意見をいただきました。
各班による意見交換の様子
各班による意見交換の様子2
意見交換でいただいた主なアイディア・意見
(1) いい雰囲気・景色をゆっくり楽しめる環境づくり(水門、橋、スカイツリー、桜 など) ⇒地域の駅やお店等とつなぐウォーキングツアー等による動線づくり、スカイツリーとのコラボレーション、風景を眺める場所へのこたつの設置 など
(2) イベントをできるスペースづくり ⇒アウトドアイベント(グランピング)、階段状の施設を活かしたコンサート、夜間利用のための照明設置 など
(3) 近づくことができる魅力的な水辺づくり ⇒釣りやボートなどを楽しむことができる小屋の設置、川のラインを浮き立たせるイルミネーション など
(4) 飲食(地元物産品)も楽しめる運動の拠点づくり ⇒沿川の地域特産、B級グルメを楽しめるイベント、サイクルスタンド・ランニングステーションなどトイレ・軽食がとれる場所 など
(5) その他(荒川ライトアップでの実施メニュー) ⇒ライトアップは一日限りではなく、期間を持たせてはどうか。災害時に備え、荒川の水のろ過体験、焼き芋やBBQができるとよいのではないか。発表の様子1
発表の様子2
発表の様子3
会議のまとめ
グループディスカッションをふまえて、知花座長よりご講評いただきました。
・ライトアップは人を集めるためのものではなく、人が集まるところをライトアップするということが基本であることを再認識した。どのような人を集めてその場でどのようなことをしてもらうかを考える必要がある。
・水辺に近づいて、水面を見られるような場所も必要ではないか。水辺と人の距離を近づけていくことが大切である。知花座長講評の様子
記念品贈呈
第1~5回のミズベリング荒川下流会議全てに参加いただいた方に記念品として、荒川下流域立体地図が贈呈されました。
標高が分かりやすく示された荒川下流域立体地図
知花座長から宮本さんへ
中須賀所長から知花座長へ
スタンプカード