河川・河川敷の利用
-
[河川・河川敷の利用への取り組み]
ミズベリング荒川下流便り
ミズベリング荒川下流便り
第4回ミズベリング荒川下流会議を平成28年1月21日(火)に荒川知水資料館アモアホールにて開催しました。
会議には、座長の東京大学知花准教授をはじめ、8企業・団体・自治体、及び6大学10名の大学生の方々に参加いただきました。
今回の会議では、平成27年9月19日(土)に実施した「荒川ロックゲートフェス」についての報告を行った他、「荒川における水辺の夜間景観について」意見交換を実施しました。
初参加の大学生の方々には、会議に先立ち「旧岩淵水門」や「岩淵リバーステーション」周辺を事前に見学いただいた上で、意見交換に参加してもらいました。
「旧岩淵水門」や「岩淵リバーステーション」周辺を事前に見学
意見交換では、知花座長の進行のもと「荒川における水辺の夜間景観について」をテーマとして、3班によるグループディスカッションを実施しました。「実現性や既成概念にとらわれないで」という知花座長のもと、参加企業・団体・自治体、及び大学生の方々から、たくさんのアイディア、ご意見をいただきました。
各班による意見交換の様子
意見交換でいただいた主なアイディア・意見
・ライトアップやイルミネーションのオブジェを地域住民に作ってもらい地域住民参加型にする。
・船でできた波や「光る魚」等、水中で光らせると雰囲気が出る。
・水門のライトアップやプロジェクションマッピング、サーチライト等を活用し定期的に行うことで、赤水門、青水門を地域のシンボルとし心に残る場所にすることで、災害時にも活用できるようにする。
・災害の歴史など動画を映す。
・空間的に広い河川敷を使い、花火やキャンプファイヤーなど、人口の光と違うゆらぎのある光として「火」を活用する。また、冬季は暖がとれるのではないか。
意見交換の後には、事務所の屋上から現状の荒川の夜間景観を見学し、荒川の夜間景観を体感していただきました。
実際の荒川の夜間景観を見学
会議の最後には、平成28年2月27日(土)開催予定のイベント「荒川ライトアップ」についても意見交換をさせていただきました。
会議のまとめ
河川に沿っての導線、あるいは、堤内地(住宅地)から堤防を乗り越えたときに広がる光景を意識して光を配置し、所々に人々が滞留できる空間を作ることで、災害で夜間に避難した場合の状況を常日頃から知っておいてもらうことが重要である。
そして、こうした「光の空間」を創出する際には、地域の人も手を動かして、一緒に作っていく必要がある。