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事業概要

  • 河川改修の現況

    現況施設による想定洪水位

    洪水を安全に流すための施設強化を

    利根川における洪水に対する備えは、まだまだ万全とは言えない状況下にあり、昭和22年と同規模の大洪水が起こった場合、現在の河道やダムの状況では安全に洪水を流すことはできません。

    大幅に向上した流下能力、しかし治水対策は途中段階

    昭和22年カスリ−ン台風と同等の降雨があった場合、埼玉県北葛飾郡栗橋地点における流出量が毎秒約24,000立方メートルに想定され、当時の河道では堤防高を約4メートルも上回ることが想定されています。
    利根川では洪水調整を行なうため、上流山間部においてはダム建築、中流部では遊水地の調節池化、中・下流部では河道浚渫・掘削、築堤、引堤の事業が行なわれるとともに、堤防を強化するための堤防拡幅、護岸工事等が実施され、栗橋地点では堤防が8メートルから10メートルに嵩上げ、河幅が600メートルから700メートルに拡幅、あわせて掘削も行なわれるなど、流下能力が大幅に向上しましたが、カスリ−ン台風と同規模の豪雨による洪水が発生したと想定した場合、現在の堤防の計画水位を1.2メートルも上回り、普段の水位より11メートルも高くなるものと想定されます。また30〜40年に1回程度発生する洪水に対しても、依然として安全な治水施設の整備はなされていない現状にあります。
    今後より一層の治水安全度向上を図るため、依然として整備が不足している箇所の河道浚渫・掘削、築堤および堤防を強化するための堤防拡幅、護岸工事等を進めるとともに計画されているダムの整備を早急に進める必要があります。

    図III-26 昭和22年栗橋地点河道及び洪水状況 図III-26 昭和22年栗橋地点河道及び洪水状況図III-27 昭和22年以降の河道改修 図III-27 昭和22年以降の河道改修図III-28 カスリーン台風が今襲ったら… 図III-28 カスリーン台風が今襲ったら…

    参考書籍

    利根川−その治水と利水−(国土開発調査会)

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