~日本人・外国人が共に暮らす「交流」と「おもてなし」の街~
・目的
すでに良好な景観や良質な観光資源が存在している当該地域を、人の目線において繋ぎ、整然とした美しい街並みの中に育み、結果として国際的規模の商業・観光拠点としていく。
・方針
国策としての「美しい国づくり」「観光立国」「文化大国」を意識しつつ、効率的な方法により「都市再生」を図る。
活動エリアは、新宿通り・山手通り・六本木通りに囲まれた約20~30平方キロメートルの範囲が想定されるが、核となるエリアは都心の豊かな緑に囲まれ、わが国先端都市文化の発信拠点である(青山通りを背骨とした)渋谷・原宿・青山一帯(約10平方キロメートル)と考えている。
<主な活動内容> 注:活動は各地区を相互に繋ぐ目的をも持っている。
・青山~渋谷地区:沿道の魅力的な街並みを形成する「青山通り街並み協定書」の締結と地区計画(条例)への反映
国交省の青山通り修景事業と連携し、NPO渋谷・青山景観整備機構(SALF)が沿道の主体による景観向上を促すための「青山通り街並み協定書」を作成。平成18年7月に沿道全地域団体(商店会・町会)にて調印・締結した(それが平成19年11月、港区道路部分の国・区・地元協定のベースとなる/今後渋谷にも展開)。現在は同協定書をもとに、青山から渋谷にかけての美しい街並みや景観の保全を図るためのルール(地区計画)づくりに向けて、さらなる活動が展開されている。
実施者:NPO渋谷・青山景観整備機構(SALF)、港区青山通り協議会、渋谷区渋谷東地区まちづくり協議会、商店会・町会、自治体
・原宿~青山地区:路上の多面的活用を実験段階から本格実施(アドプト契約)へ、さらには都市計画道路の見直し等につなげる
駐輪等の集中する歩道上にて実験的にギャラリーやカフェなどを実施し、街の賑わいや景観改善に向けた機運を盛り上げ、街並み協定書や地区計画づくりに資する。原宿から青山に展開してきたが、将来は渋谷駅周辺・千駄ヶ谷・赤坂・六本木にても実施の予定。なお原宿においては、都市計画道路補助164号線の見直しに向けての議論にもつなげたい。
実施者:NPO渋谷・青山景観整備機構(SALF)、渋谷区原宿神宮前まちづくり協議会、港区青山通り協議会、商店会・町会、自治体
・渋谷~青山地区:岡本太郎作「明日の神話」等の文化資産の招致活動
青山を代表する世界的芸術家、岡本太郎画伯の最高傑作「明日の神話」(縦6メートル・横30メートルの大壁画)を渋谷駅中心地区の公共的空間に設置し、地域の文化力を世界に誇示するとともに観光立国の目玉にする。街中に世界的なアートを配置する計画は、今後、原宿・青山など他の地区にも展開していく。
実施者:NPO渋谷・青山景観整備機構(SALF)、渋谷区渋谷東地区まちづくり協議会、港区青山通り協議会、商店会・町会、自治体、関連企業
<その他活動内容>
・観光立国に向けた実践活動(内閣府都市再生モデル調査:千駄ヶ谷地区)
・文化大国に向けた活動(トーキョーワンダーサイトとの協働:渋谷・青山地区)
・渋谷・原宿ランブリンストリート(渋谷川上部空間道路化構想)の提案
・2016年・東京オリンピック招致支援活動(神宮外苑や原宿のまちづくり)
「東京・迎賓地区」パートナーシップ(PS)会議を母体として活動していく。事務局をNPO渋谷・青山景観整備機構(SALF)が担い、会議を構成する組織は下記の通りとなっている。
【道路管理者以外の組織】
<渋谷区>渋谷区、渋谷区渋谷東地区まちづくり協議会、渋谷区原宿神宮前まちづくり協議会
<港区>港区、港区青山通り協議会
<新宿区>新宿区
<その他>NPO渋谷・青山景観整備機構(SALF)、青山学院大学(社学連携研究センター)
【道路管理者】
国交省東京国道事務所