2021年09月07日
日光砂防事務所
近年の自然災害の多発に伴い技術者不足が想定されることから、今回発注する「R3大谷川第3床固改築工事」については、不調不落対策を試行しております。
○砂防コンクリート打設における歩掛と材料単価をセットにした見積活用方式
標準的な積算と乖離が予想される工種を選定し、入札者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証のうえ、予定価格に反映する「見積活用方式」の試行に取り組んでいるところですが、砂防工事の設計・積算を適切に実施するため、従来の「見積活用方式」である「歩掛」に加え「材料単価」も見積の対象に拡大することで、標準積算価格と実勢価格の乖離解消を図ります。(見積にて設定した歩掛及び材料単価は公表します)
○地域外からの労働者確保に要する間接費の設計変更
地域外からの労働者の確保が必要となる工事において、宿泊費や労働者の赴任手当など標準積算と実際にかかる費用に乖離が考えられるため、共通仮設費及び現場管理費の対象項目について、その妥当性を確認の上、実績変更する試行を行います。
○余裕期間制度の活用(フレックス方式)
受注者の円滑な工事施工体制の確保を図るため、事前に建設資材、労務者確保等の準備ができる余裕期間を設定する工事であり、令和5年3月24日までの間で、受注者は工事の始期及び終期を任意に設定することができます。なお、工事の始期までの余裕期間内は、管理技術者等の配置が不要となります。