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川について知る

  • 柳原水閘

    (社)土木学会認定「選奨土木遺産」
    認定 平成16年度
    授賞理由 明治期に造られた樋門で、4連アーチの大規模な煉瓦造りは美しく、数少ない貴重な構造物。
    所在地 千葉県松戸市下矢切地先
    竣工年 明治37年
    経済産業省認定「近代化産業遺産」
    認定 平成19年11月30日公表
    ストーリー (4)建造物の近代化に貢献した赤煉瓦生産などの歩みを物語る近代化産業遺産群
    柳原水閘 柳原水閘

    柳原水閘は、坂川が江戸川に合流する、旧坂川流路にあります。江戸川の支川である坂川は排水が悪く、かつては大雨が降ると江戸川の水が逆流し、坂川流域の水田に大きな被害をもたらしていました。これを防ぐために建築された樋門です。樋門とは、用水流入や内水排除のため堤防を貫通して設置される暗渠(地中に埋設されたパイプ)です。

    明治37年(1904)に坂川普通水利組合によって設けられました。柳原水閘のようなレンガ造りの樋門は、築かれた時代が明治中期から大正後期までの20〜30年間程度であることから現存するものが少なく、柳原水閘ほどの大規模なものになると、非常に珍しい例となります。

    4連アーチの樋門を持ち、下流部にゲートがついています。アーチは欠円アーチであり、幅2.15m、高さ3.01mとなっています。アーチ部分には大きさの違う石が用いられており、明治時代のレンガ積み工法を伝える貴重な建造物です。手賀沼の干拓に取り組んだ土木技師の井上二郎によって設計されました。

    現在はその役目を柳原水門・柳原排水機場に譲っており、稼動していません。平成7年(1995)に松戸市の有形文化財に指定され、長く市民に親しんでもらう親水公園の一部として保存されています。

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