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川について知る

  • 関宿水閘門

    (社)土木学会認定「選奨土木遺産」
    認定 平成15年度
    授賞理由 利根川改修事業のシンボル的存在で、数少ない現役の大型可動堰(8連)。
    所在地 茨城県五霞町山王地先
    竣工年 昭和2年
    関宿水閘門(上流側より) 関宿水閘門(上流側より)

    関宿水閘門は、利根川から分派する江戸川の流頭部にあります。明治44年(1911)からの江戸川改修工事により、江戸川放水路開削・河道拡幅・江戸川流頭部の付け替えといった工事とあわせて建設されました。

    江戸時代、江戸川流頭部で活躍してきた棒出しに代わり、利根川から江戸川に流れる水量を調節することと、船を安全に通すことを目的に、大正7年(1918)に着工し、昭和2年(1927)に完成しました。

    当時の日本は、大型建造物がレンガ造りからコンクリート造りへと移り変わりつつある時代でした。そのため、コンクリート造りの関宿水閘門は当時の建築技術を知る上でも貴重な建造物です。基礎となる堰柱、翼壁ともにコンクリートが採用されていますが、隅石などには花崗岩の石張りが施してあり、見た目はレンガ造りの水門様式を残しているのが特徴です。
    水流を制御するための水門には、8つのゲートがあります。水門は、スートーニー式鋼製ゲートで、当時は蒸気エンジン、現在はディーゼルエンジンで駆動します。

    上流から見て右側には、船が行き来するための閘門も造られています。水門を境に利根川と江戸川の水位が違い、そのままでは船が通過できないため、水位を調節して船が通行できる「閘門」が建設されました。閘門の幅は10mで、長さ100mほどの水路の両側にゲートが設置されています。閘門は、マイター(合掌)式鋼製ゲートで、2門を手動で開閉するものとなっています。

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