新しい入札決定方法、「総合評価」

今井1号橋撤去工事では、全国初の新しい入札方法により落札者を決定しました。価格以外の部分、例えば工事の時間を短縮するための有効な工法を提案すると、それも評価の対象として選定する方法です。

1)総合評価の方法
評価値=(基礎点+加算点)
入札価格
基礎点:最低限の要求要件(通行止時間が8時間を超えないこと等)を満たしていれば、概ね90点が与えられる。
加算点:最低限の要求要件を超える部分(工事時間の短縮、有効な工法の提案など)について、評価に応じて10点までの得点が与えられる。

2)落札者の決定方法
1.入札価格≦予定価格
2.通行止時間≦8時間
3.評価値≧基準評価値
基準評価値=(基礎点+加算点の満点)
予定価格
→評価値の最も高い者が落札者
評価値の最も高い者が2人以上いるときは、基礎点及び加算点との合計の高い者が落札者となる。
さらに、合計も同じ値である場合には、当該者にクジを引かせ落札者を決める。

総合評価・表
A社……入札価格は4社中1位(基礎点90)。加算点は0(合計90点)
B社……入札価格は4社中2位(基礎点90)。その他の提案(工事時間の短縮、有効な工法の提案など)により加算点7点を獲得(合計97点)
C社……入札価格は4社中4位。B社と同価値の提案(工事時間の短縮、有効な工法の提案など)をしたが、予定価格を超えているため落札の条件を満たしていない。
D社……入札価格は4社中3位。予定価格を超えているため落札の条件を満たしていない。

予定価格の設定方法
予定価格=基礎点に対応した価格+総合評価管理費
総合評価管理費:評価の最高の状態を想定して推計。
(工事の通行止時間による社会的損失額等を勘案して算定)


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