地球環境の保全と都市環境の再生をめざします。
神奈川県では、道路交通騒音の深刻な地域について総合的な対策を実施するため、関係機関の協力のもと「神奈川県道路交通騒音対策5ヶ年計画」を平成8年に作成しました。この中で、遮音壁の設置や低層音舗装の敷設など道路構造対策の実施に加え、走行速度抑制などの交通流対策、沿道の適切な土地利用の誘導など、よりよい沿道環境にするため地域に合わせた整備が行われています。
■遮音壁 自動車の騒音が住宅地など、外へ回り込むのを防ぐために遮音壁を設置します。
■路面吸音板 橋梁の桁下に吸音材を設置して音の反射を小さくし、騒音値の低減を図ります。
■低騒音舗装 アスファルト表面の細かい空隙が、タイヤの騒音発生を抑制し、エンジン音の路面反射も軽減します。
[通常舗装] タイヤ溝と舗装面の間にはさまれた空気の逃げ場がなく、空気圧騒音、膨張音が発生する。
[低騒音舗装] すきまに空気が逃げ、音が生じにくい。
■環境施設帯 道路と住宅密集地域との間に植樹帯を施します。緑豊かな景観になるほか、騒音や排気ガスを軽減する効果もあります。
■エコロード 繁殖地やけもの道など、生態系に配慮し、動物や植物たちが住み良い環境を守りながら、快適な道づくりを進めます。