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神奈川県道路交通の現況|渋滞損失1兆円|道路混雑状況

渋滞損失1兆円

平均旅行速度の低下は、神奈川県の経済活動に大きな影響を及ぼしはじめています。


■10年間で10km/h低下した、神奈川県の平均旅行速度

神奈川県の交通事情が悪化していく中で、特に重要な問題とされているのが、平均速度の低下の問題です。自動車を運行する速度低下は、単にドライバーの時間損失を生じさせるばかりでなく、エネルギー利用効率の悪化、さらには自動車公害を深刻化させる重大な影響を及ぼします。
昭和58年時の平均速度は約34km/hでしたが、平成6年時では24km/hに低下しており、全国平均(34km/h)を大きく下回っている状況にあります。


■神奈川県内の渋滞による時間ロスは金額換算で約1兆円

道路混雑による平均速度の低下は、多くの時間損失を生じさせます。特に、国際化・情報化の進展が著しい今日、モノ・人の移動における時間価値は著しく高まっており、そうした観点からも今日の交通混雑による時間損失は社会問題としても取り上げられる傾向にあります。
渋滞による時間損失は全国で国民一人当たり年間50時間とも言われており、金額換算では12兆円とも試算されています。神奈川県では約1兆円の時間損失があると言われていますが、これは県税に匹敵する規模となっています。



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