砂防事業
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大畑沢緑の砂防ゾーン
昭和62年
足尾砂防えん堤の500メートルほど下流にあるのが、大畑沢です。
足尾銅山の精錬工場から出る煙や山火事によって、山肌が荒れ果ててしまった大畑沢は、昭和40年頃から、砂防えん堤を始めとする砂防事業が進められました。しかし、まだまだ土石流災害に対して、不十分だったために、砂防えん堤の周辺に、クロマツ、ケヤキ、オオシマザクラなどの木々を植えて人口の森を作り、土砂が流れ落ちるのを防ぐことにしたのです。
木々を植えることは、根が張ることによって山肌を強くすることにもつながり、こうして緑の砂防ゾーンができあがっていきました。また、最近では、国やNPOによる植樹活動が活発に行われた地区であり、以前とは見違えるほどの緑化に成功しています。平成23年