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  • 歴史散歩「利根川の碑」

    葛西用水五閘改修之碑

    説明

    葛西用水五閘改修之碑 葛西用水五閘改修之碑

    葛西用水路五樋管改良の竣功を記念し、昭和7年に建碑された碑文である。これには川俣の元圦樋管は万治3年(1660)創設、もと木造であったが明治27年煉瓦石造りに改造、長さは21間、内法は幅が2尺2寸余、高さは中央で4尺8寸余の4個口、川口樋管は万治3年の創設になるものは古圦と称し、享保4年(1719)の新設になるものを新圦と称される。新・古とももとは木造であったが、大正13年古圦は廃され、新圦は鉄筋コンクリート造りに改められた。長さは16間、内法は幅が3尺8寸、高さが4尺5寸の3個口、琵琶溜井の樋管は新・古圦ともその創設年代は川口堰と同じ、ともに木造であったが昭和5年新圦は廃止され、古圦は鉄筋コンクートに改められた。長さは39尺余、幅は3尺5寸、高さは3尺9寸余の3個口。
    古利根堰の閘門は享保15年(1730)の創設、木造であったが大正10年鉄筋コンクリート造りに改められた。幅は80尺、この中に幅10尺、高さ11尺の水門が8個備えられ、扉は鉄製で捲揚式となった。瓦曽根堰の創設は慶長年間、悪水流しとして松圦が設けられたが、寛永10年(実は寛文年間)石堰に改造された。大正13年この石堰は撤去され、石堰の約50メートル下流に新たな鉄筋コンクリートの堰枠が造成された。幅は100尺、この中に幅10尺、高さ9尺の堰枠10門が備えられたが、扉は鉄製の捲揚式となったなどとある。

    位置

    埼玉県久喜市大字栗原字川原23-3

    備考

    琵琶溜井土地改良事務所内

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