国土交通省関東地方整備局 利根川上流河川事務所


利根川について > 利根川の概要 > 利根川のあらまし > 水源の発見は1926年

  利根川の水源は、長い間、謎でした。明治27年(1894)に初めて組織的な水源探検が行われ、詳しい地図もない中、決死の覚悟で山奥の調査に入りましたが、水源に達することはできませんでした。その後、大正15年(1926)に第2回水源探検を実施し、水源は刀根岳(大水上山)と確認しましたが、地図の不完全さもあり、源流部を解明できませんでした。
  そして、戦後、昭和29年(1954)になって、第3回利根川水源調査団がようやく利根川の水源は、標高1,831mの大水上山の三角形の雪渓であることをつきとめました。水源を見つけるのに60年の歳月がかかったわけですが、それというのも、水源を求めて険しい山岳を登っていくと、カモシカも避けて通るといわれるほど急峻で危険な箇所がたくさんあったからです。


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