事務所・施設のご案内
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事務所概要
各課・出張所の役割を掲載しています。
利根川下流とは、千葉県我孫子市(右岸)・茨城県取手市(左岸)より河口までの長さ86.7kmの区間をいいます。
利根川下流河川事務所は、上記区間に支川を加えた総延長101.9kmを対象に水防と治水、そして環境保全のために、国土交通省関東地方整備局が運営する機関です。
現在の利根川下流河川事務所は、明治33年(1900年)の内務省第一区土木監督署笹川工営所に始まります。その後、明治42年の内務省東京土木出張所を経て、昭和23年、建設省 関東地方建設局利根川下流工事事務所となり、平成13年に国土交通省関東地方整備局利根川下流工事事務所と名称を変更、平成15年4月1日には、国土交通省関東地方整備局 利根川下流河川事務所へ名称変更し、現在に至っています。
昭和49年から建設に着手した北千葉導水路は平成11年に完成しました。利根川と江戸川を結ぶこの導水路は、日本で最初の多目的導水路で、平成12年度から運用を開始しています。各課の紹介
●総務課
事務所への問い合わせの受付を始め、地域の皆様と事務所をつなぐ総合窓口業務を担当しています。
●経理課
予算管理、支払い、歳入等経理一般の事務、並びに工事・業務・物品等の入札契約及び物品・国有財産の管理事務を担当しています。
●用地課
事業用地を確保するために必要な土地の取得、権利の消滅、制限及び工事を行うために必要となる借地等に関する事務を担当しています。
●工務課
工事全般に関わる予算管理及び一般改修、河川環境、災害復旧、受託・附帯工事、施設・構造物関係の工事及び設計を担当しています。
●品質確保課
工事発注に係わる技術提案の審査・評価に関する業務、工事検査に関する業務、品質確保施策に係わる調査・整理に関する業務、新技術活用の促進に関する業務等を担当しています。
●流域治水課
河川改修事業に係わる調査・計画、河川環境整備の調査・計画、水理水文・水質の調査、沿川自治体・市民団体との地域連携、広報一般、洪水・地震に対する防災関係全般、防災施設(河川防災ステーション、水防拠点等)の整備計画及び沿川市町村の洪水ハザードマップ作成・水防協議会などの、国・県・ 自治体との調整窓口等に関する業務を担当しています。
●管理課
利根川下流部の直轄区間(約102km)及び、北千葉導水路(約21km)の河川管理全般の窓口となっており、以下の業務を担当しています。
・水質事故、渇水対応窓口業務
・砂利採取、構造物審査等の技術審査業務
・管理協定、河川管理施設の操作規則関係対応業務
・利根川、及び北千葉導水路の直轄管理区間における維持修繕業務
●占用調整課
河川法に基づく許認可の事務手続き、河川や河川区域の指定、一級河川に係る河川現況台帳の調製に関する業務を担当しています。
●施設管理課
(1) 土木機械設備の施設管理
ポンプ設備(排水機場、揚水機場、浄化施設)、ゲート設備(水門、閘門、樋門、樋管)等の土木機械設備の維持管理(点検・整備・修繕等)に関する業務を担当しています。
(2) 北千葉導水路の運用管理
北千葉導水路は、(1)首都圏の都市用水の確保(2)手賀沼等の水質浄化(3)手賀川・坂川の洪水対策等を目的とした施設であり、施設全体の運用管理に関する業務を担当しています。
(3) 建設機械類の管理
災害対策用機械(排水ポンプ車・照明車)、車両、船舶、空調設備等の維持管理、購入等に関する業務を担当しています。
●情報技術課
防災情報システム及び電気通信施設の整備計画、維持管理及び運用に関する業務を担当 しています。出張所の紹介
●取手出張所
利根川左岸78.6km~86.0km、利根川右岸75.5km~85.5km及び小貝川右岸0.0km~7.1kmの区間を管理していて、占用受付、占用等審査、河川管理(工事監督、河川巡視、出水対応、震災対応、水質等河川管理全般)、河川相談等の業務を行っています。
管内においては、利根川右岸高水敷に我孫子市のゆうゆう公園、左岸高水敷に取手市の緑地運動公園があり、レクレーション施設が充実しています。また、取手市小文間地区には、ハンの木、柳などが生い茂った広大な自然が残されており、自然観察会・野鳥観察などの多くの愛好家が訪れています。
●竜ヶ崎出張所
左岸61.2km~小貝川合流部まで、及び小貝川左岸0km~7.1kmの区間を管理していて、占用受付、占用等審査、河川管理(河川巡視、出水、震災、水質等河川管理全般)、河川相談等の業務を行っています。主な河川管理施設は、豊田堰、牛久沼排水機場、牛久水門等が上げられます。
●安食出張所
右岸51.5km~75.5kmの区間を管理していて、占用受付、占用等審査、河川管理(河川巡視、出水、震災、水質等河川管理全般)、河川相談等の業務を行っています。出張所管内には、日本で最初のスーパー堤防である矢口スーパー堤防があります。
●金江津出張所
左岸51.0km~61.2kmの区間を管理していて、占用受付、占用等審査、河川管理(河川巡視、出水、震災、水質等河川管理全般)、河川相談等の業務を行っています。
●管理課分室(旧佐原出張所業務)
左岸32.0km~51.0km及び右岸32.0km~51.5kmの区間を管理していて、占用受付、占用等審査、河川管理(河川巡視、出水、震災、水質等河川管理全般)、河川相談等の業務を行っています。主な河川管理施設には、横利根閘門が上げられ、常時閘門の点検をしているとともに、洪水時において霞ヶ浦への逆流を防ぐために閘門操作を行っています。
●小見川出張所
左岸18.0km~32.0km及び右岸15.5km~32.0kmの区間を管理していて、占用受付、占用等審査、河川管理(河川巡視、出水、震災、水質等河川管理全般)、河川相談等の業務を行っています。利根川下流管内で唯一、スーパー堤防上にある出張所で、出張所管内の高水敷には葦等が繁っており、オオセッカをはじめ、オオヨシキリ、コヨシキリ、コジュリン等の小鳥の宝庫となっています。また、6月頃及び10月頃には、運が良ければ河口堰下流でハクレンのジャンプなども見ることもできます。
●銚子出張所
左岸河口~18.0kmまで、右岸河口~15.5kmの区間を管理していて、占用受付、占用等審査、河川管理(河川巡視、出水、震災、水質等河川管理全般)、河川相談等の業務を行っています。左岸の神栖市矢田部付近では、カワセミやサギ等の野鳥を観察することができます。さらに、管内の一部のヨシ原では、絶滅危惧種のヒヌマイトトンボを見ることができます。
●北千葉導水路管理支所
手賀川(0.0km~7.7km)及び北千葉導水路(利根川取水口:千葉県我孫子市布佐地先~大堀川注水施設:千葉県流山市駒木地先)の管理、及び手賀沼の水位調節も行っています。
主な管理施設には、北千葉1機場、第2機場、手賀川浄化施設などがあり、手賀川及び手賀沼流域地区(我孫子市・印西市・柏市)の内水排除、手賀沼の水質浄化、利根川から江戸川への都市用水の供給等を行っています。また第2機場(千葉県柏市戸張新田地先)には、北千葉導水路の役割や働きを分かりやすく紹介した広報施設の北千葉ビジターセンターがあります。