利根川を楽しむ
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利根川の生物
利根川の生物「魚」
利根川の下流域に生息する、代表的な「魚」をご紹介します。
ウナギ
■アユ
大石や岩盤のある早瀬や平瀬にいる。石についている藻などを食べる。9~12月に流れの早い砂利底の浅瀬に産卵する。
■ウグイ(ハヤ)
川のうろや淵、瀬なら大きい石がごろごろしているところの下手に生息している。水生昆虫や藻を食べるが、大型動物の死がいを喰いちぎる力もある。
■ウナギ
昼は泥の中や石の間に隠れ、夜になると出てきて食物を採る。産卵場所などがまだよくわかっていない。オオクチバス(ブラックバス)
カムルチー
コイ
■オオクチバス(ブラックバス)
湖の沿岸部や浅い池沼に住み、水草のあるところを好む。オスが卵と稚魚を守る。
■カムルチー
池沼など水の濁った泥底を好む。水質・水温の変化に適応しやすく、空気呼吸もできる。また無酸素状態の水や汚濁した水中でも生活できる。
■コイ
口に2対のヒゲがある。急流でない川や池沼の泥地を好む。サケ
ナマズ
■サケ
犬歯状の歯を持つ。海で大きく育った後、生まれた川に戻ってきて産卵することで知られている。
■タナゴ
川の流れのゆるやかな場所や湖沼や池に生息する。2枚貝の中に産卵する。
■ナマズ
比較的浅い泥底部、砂泥底部にいる。水草の茂ったところや岩の間など隠れる場所のあるところを好む。ハクレン
ブルーギル
ヘラブナ
■ハクレン
中国から移植されたコイ科の淡水魚。自然繁殖するのは日本では利根川のみ。産卵時期(5月下旬~梅雨末期)になると栗橋付近をめざす。河口堰の魚道付近や堰一帯にかけては、何十匹というハクレンが遡上するためにジャンプする姿を見ることができる。
■ブルーギル
1960年頃にアメリカから日本に来た。数尾から十数尾が群になっている。オスが卵と稚魚を守る。
■ヘラブナ
冬は水底に静止し、春になると活動を始める。昆虫や水藻を食べる。マブナ(ギンブナ)
モツゴ
■マブナ(ギンブナ)
オスの数が極めて少ない。冬でもよく活動する。 冬は水底に静止し、春になると活動を始める。昆虫や水藻を食べる。
■ボラ
外洋性魚だが、未成魚期以前は淡水にも生息する。敏活でよく水面に飛び上がる。
■モツゴ
夏冬とも水深2~3mのところにいる。特に冬はヨシの枯れた中などに入っている。水草や水生動物などを食べている。ワカサギ
■ワカサギ
川の下流から河口に住み、1月下旬から3月中旬に産卵のために川を上る。