利根川の概要と歴史
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利根川について
利根川とその流域の概要についてご紹介します。
利根川って?
日本最大の流域面積と、日本第2位の長さをもつ利根川。その流域は、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京の1都5県にわたります。人々の暮らしをさまざまな角度から支えてきた広大な利根川を見てみましょう。
利根川流域の地図
流域面積
利根川は日本一広い川で、支流を含めた流域面積は約16,840km2になります。これは、埼玉県が4つ入るほどの広さです。
流域面積というのは、雨水などが川にはいってくる土地の面積のことで、川の規模を表す一つの指標になっています。利根川流域マップ
川の長さ(全長)
利根川の長さは全長およそ322km、日本では信濃川に次いで2番目の長さです。これはだいたい東京から名古屋くらいの距離にあたります。
流域人口
流域に住んでいる人数は約1,309万人です。利根川の流域面積は日本の4.5%ほどですが、流域人口は、日本の総人口の約1/10にあたります。
(※人口:H22国勢調査より)想定被害の地域総資産
利根川流域であらかじめ計画した規模の雨が降り、洪水が発生し、その洪水により万が一堤防が破れた場合の水につかってしまう地域総資産額は138兆円と予想されます。利根川では約4,167km2、約844万人を想定しています。
飲料水の水源
利根川の水は、昔から農業用水として利用されてきました。昭和30年代以降に、首都圏の産業の発展や人口集中によって、生活用水・工業用水の需要が急激に高まり、1都5県で約3,055万人の飲料水に使われています。