用語の解説

LIVE情報とは
 利根川ダム統合管理事務所で流域管内各所に設置した観測所から、雨量や水位のデータをテレメータと呼ばれる無線で自動受信し、それらの情報をリアルタイムで掲載しているページです。雨量・水位とも1時間ごとに自動で更新されます。
LIVE情報掲載データについて
 雨量・水位LIVE情報は、河川の日々の変化を、リアルタイムで掲載しています。その際、観測所から送られてくるデータをそのまま公表しているため、観測機器の故障、通信異常等による欠測や異常値が表示されてしまう可能性があります。従って、防災面での利用や統計データとしての利用には十分注意してください。
ダム放流量、発電放流量、総放流量の5ダム計、9ダム計とは
 矢木沢ダム、奈良俣ダムからの放流は藤原ダムに流入しますので藤原ダム、相俣ダム、薗原ダムからの合計放流量を5ダム計としています。
また、この5ダム計に八ッ場ダム、下久保ダム、草木ダム、渡良瀬貯水池の放流量を加えたものが9ダム計となります。
9ダム
 利根川上流域のダム群(藤原・相俣・薗原・八ッ場・矢木沢・奈良俣・下久保・草木)および渡良瀬貯水池を総称して、業務の上で通常用いる言葉。「9ダム貯水量」といえば、それぞれのダム・貯水池の貯水量をすべて足しあわせた量のことを指します。
有効貯水容量
 ダム近くの湖の一番下には、ダムができてから長い間にたまった土砂(堆砂)があるため、ダム湖は水と土砂に分けられています。このうち水の分のことを有効貯水容量といいます。
有効容量
 最低水位から常時満水位までの容量(洪水期の場合は、最低位水位から夏期制限水位までの容量)を示しており、発電・利水及び流水の正常な機能維持に利用する容量です。
常時満水位容量

 ダムの計画において非洪水時にダムによって貯留することができる流水の最高水位時における容量であり、利水容量が最大限に貯留されている状態です。

夏期制限容量

 洪水期において一定の洪水調節容量を確保するため設定された制限水位時における容量であり、この時期に利水容量は、この制限水位容量内で貯留されています。

平成6年渇水状況

 7〜9月まで約3ヶ月にわたる渇水体制を実施。利根川水系で最大30%の取水制限。8月20日には8ダム合計貯水量が7,156万m3(貯水率22%)を記録しました。

平成8年渇水状況

 7月下旬〜9月上旬にかけて約2ヶ月間渇水体制を実施。平成6年と同じく利根川水系で最大30%の取水制限を実施。9/7に最低貯水量7,807万m3(貯水率23%)を記録しました。

平成28年渇水状況

 記録的な少雪、5月の降水量が観測史上6番目に少なかった影響により、6月中旬から9月上旬にかけて取水制限は、最大10%ではありましたが、79日間とこれまでの最長の期間となりました。最低貯水量16,895万m3 (貯水率49%)を記録しました。

降水量

 雨や雪などとして降った水の量をいい、単位は水の深さ(mm)であらわします。雪やあられの場合はとかして水にした深さを取ります。なお積雪の量を表す場合には、その深さを測定した積雪深を指標としています。

流域平均降水量
 流域に設置された雨量観測所で観測された降水量から、流域の平均降水量を算出しています。1箇所だけの降水量データでは、ダムにどれだけの水が流れ込むか分からないため、流域平均降水量をもとに放流などの予測を行います。
八斗島上流域(流域面積約5,100km2)
 群馬県伊勢崎市の八斗島(やったじま)地点は、上流のダム群の配置される群馬県内の主な支流が合流した後に、利根川本流で最初に位置する水位流量観測地点で河川管理上における治水の基準地点となっています。この八斗島地点から上流で流水が利根川本流に集まる区域を八斗島上流域と呼んでいます。
栗橋上流域(流域面積約8,600km2)
 埼玉県久喜市栗橋地点は、八斗島地点より下流に位置し、主要な支流の渡良瀬川が合流した後に、利根川本流で最初に位置する水位流量観測地点で河川管理上における利水の基準地点となっています。この栗橋地点から上流で流水が利根川本流に集まる区域を栗橋上流域と呼んでいます。
ダム流域
 ダム堤体が設置されている地点より上流の流水が集まる区域のことを呼んでいます。山間部のダム流域は、地形上一般的には山の尾根が境となっています。
流域平均降水量
 流域に設置された雨量観測所で観測された降水量から、流域の平均降水量を算出しています。平均降水量の出し方はいくつかありますが、当事務所では加重平均を行い計算しています。
積雪・降雪情報
 奥利根地域は、日本有数の豪雪地帯です。ここに降り積もった雪は、3月下旬頃から融けだし、春から夏にかけて沿川の田植えなどに利用されています。この情報は上流域の降雪状況をリアルタイムに掲載しています。その際、観測所から送られてくるデータをそのまま公表しているため、観測機器の故障、通信異常等による異常値が表示されてしまう可能性があります。従って防災面での利用や統計データとしての利用には十分注意して下さい。
累加降雪量
 降った雪の総量を求めるために、まず目盛板の上に積もった積雪深を読み取ります。その後、いったん目盛板の上の雪を払い除き、24時間後に同様の方法で積雪深を読み取ります。これを毎日くりかえし、毎日の積雪深を足し合わせたものが累加降雪量です。
積雪深
 積雪深観測所において、現在積もっている雪の深さを求めたものが積雪深です。観測は自動で行われています。
累加降雪量、積雪深ともに、雪として山々に貯えられている水量を推定する要素としています。
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