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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2008年3月4日放送
サケの稚魚放流について

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市川アナ
市川

みなさんこんにちは! 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

さてきょうは、今週8日土曜日に行われる、第21回サケの稚魚放流についてご紹介していきたいと思います。

今年は結構寒い日が続いて、特に2月は寒かった様に感じますが、お聞きの皆さんはどうでしょうかね。3月に入りまして、日もずいぶん延びてきたように思われますが、春が近づいてきたという感じでしょうか。

毎年、この時期になりますと、烏川の和田橋下でサケの稚魚の放流を行っていることを、皆さんはご存じでしょうか。

このサケの稚魚放流は、昭和62年にスタートしていまして、今年で21回目を迎えます。サケの稚魚の放流は利根川や烏川にサケを呼び戻そうと各地で行われているのですが、今ご紹介している稚魚の放流は、命の尊さと川の愛護を目的に、高崎市青年会議所のメンバーが結成した「ぼくらのサケを育てる会」が中心となって行われています。

ここで放流する稚魚は、当日稚魚の放流に参加する多くの皆さんが自ら育てたもので、今年は、昨年12月に6万粒の卵を高崎市内の小中学生を中心に配布しまして、約3ヶ月間育てて頂いたものなんですね。

高崎河川国道事務所でも、300個の卵をいただきまして、水槽に入れて育ててきました。何とか無事に育てることが出来まして、今では、体長数センチ程に成長して元気に泳いでいます。

この稚魚は、放流する日まで、高崎河川国道事務所1階ロビーの水槽と川と道の情報館でご覧になれますので、お時間がある方は見にきて頂きたいと思います。

こうした稚魚の育成には多くのお子さんたちが参加しています。卵から稚魚を育て、それを自ら自然に返す。そして数年後に大きくなって戻ってくるのを期待するというとてもロマンのある活動ですよね。

そして命や自然の大切さを実感できる機会となるとても良い活動ではないかと思います。

これまでの放流の活動や、利根大堰などの魚道の整備、また、川の水質の改善などによりまして、十数年前と比較して多くのサケが利根川を遡上するようになってきました。

自分の育てたサケが戻ってくる。そんなことが実感できるようになると、より稚魚の放流が楽しくなると思います。

さて、今年のサケの稚魚の放流ですが、今週3月8日の土曜日に行われます。

場所は烏川の和田橋下の河川敷で、朝の9時30分から受付を開始しまして、9時40分からの式典の後に放流する予定となっています。毎年およそ2,000人もの皆さんが参加されているということです。

お聞きの皆さんも当日会場に来ていただければ、一緒に放流に参加することが出来ます。是非会場にお越し頂いて、放流に参加して、来年は自分で育てた稚魚の放流に挑戦して見てはいかがでしょうか。

いつの日か、利根川が北海道の川のようにサケが群れをなして上っていくなんていうことになったら、ほんとにすごいかもしれませんね。

今週は、8日土曜日に烏川の和田橋下、河川敷で行われます、サケの稚魚の放流についてお送りしました。

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