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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年3月7日放送
「国道の維持管理」について(沼田維持修繕出張所編)

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市川アナ
市川

おはようございます! FMぐんまの市川まどかです。

この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

さて今日は国道の維持管理について紹介します。国道は同じ道路の中でも特に交通の要となっており、私たちの生活になくてはならない道路です。普段なにげなく走っている道路ですが、ゴミが散乱したり、土砂崩れなどで塞がれたり、雪が積もったりと車の走行の障害になる事柄がたくさんあります。こうした、障害を取り除いたり、国道をより安全に快適に走行してもらうために国道を見守っている皆さんがいます。

県内の17・18・50号の維持管理を行っている国土交通省高崎河川国道事務所には6つの出張所があります。6つの出張所を、ご紹介しますと、高崎出張所、碓氷出張所、前橋出張所、沼田維持修繕出張所、桐生国道維持出張所、渋川国道出張所となっています。

今日はこのうちの沼田維持修繕出張所をご紹介します。

沼田維持修繕出張所は沼田市の薄根町、沼田駅から徒歩5分のところに事務所があります。全身は、三国国道工事事務所月夜野維持修繕出張所でありましたが、当時の高崎工事事務所と合併(昭和39年2月ということですから私はまだ生まれてない)し、沼田維持修繕出張所と改名されて現在に至っています。

仕事の内容を大まかにご紹介しますと管理区間は国道17号のうち、渋川市白井の吾妻橋の南の端から新潟県湯沢町三国の立岩橋の東の端までの、延長約51.5kmの区間の維持・管理を担当しています。

管内には猿ヶ京から三国峠まで12kmの規制区間があり、連続雨量が150mmに達すると通行規制となります。県北部でも、そろそろ厳しかった冬も終焉に近づいていますが、この区間は積雪量も多く、24時間体制で安全確保に努めています。

県内でも有数の急峻な山岳地帯を通過する国道のため、カーブが多く、平面線形・縦断線形・視距の改良(要するにカーブをゆるくし、見通しをよくすること)等の改良工事も実施してきました。チェーン脱着所、スノーステーション(除雪機械の基地)等があるのも沼田維持修繕出張所の特長です。

維持という面では、道路の巡回パトロールを基本に、路面の補修、橋・横断歩道橋・トンネル等構造物の点検補修、照明灯、標識、防護策などの補修と更新、道路のり面の除草や街路樹剪定などの緑地管理、路面や横断歩道橋、側溝などの清掃等を行っています。

また、修繕という面では、道路舗装の打ち換え、橋の耐震補強、のり面などの防災など維持工事以外の比較的規模の大きな工事を行って、道路走行の快適性の確保や安全性の確保につとめています。

こうして、私たちが国道や橋を障害なく快適に走行できているわけですね。

さて、それでは今日の「知ットク マメ知識」です。カーブのおおい三国峠付近で、採用された曲線「クロソイド曲線」とはどんなもの。それでは、「知ットク先生」に聞いてみましょう。

「知ットク先生」!!

先生

はい、説明しましょう。「クロソイド曲線」とは自動車がカーブを曲がりやすいように、ハンドル操作に合わせた渦巻き状の軌跡を描く曲線のことです。日本では昭和28年に三国改良で初めて設置されました。現在では道路の設計に必ず用いられています。また、これを記念して三国トンネルの入り口付近には「クロソイド記念碑」が建てられています。

市川

なるほど日本で最初ですか。今度三国峠を通る機会があればときに立ち寄ってみたいと思います。

知っとく先生の「知ットク マメ知識」でした。みなさんも知っとく先生に聞きたい疑問や質問番組あてどしどしお寄せ下さいね。

知ットクかわみちサイト、今週は沼田市薄根町にある「沼田維持修繕出張所」をご紹介しました。

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