社会資本整備

首都圏3環状道路

3環状の計画と整備の変遷

3環状の整備の変遷

首都圏においては、昭和38年（1963年）に3環状9放射の道路交通ネットワークが計画されました。以来、東名高速、中央道、関越道、東北道など、放射方向の高速道路は整備が進みましたが、環状方向の道路の整備が遅れていました。その結果、都心に用のない通過交通が都心部に集中し、慢性的な渋滞が発生することとなっています。3環状が整備されれば、都心に用のない通過交通の迂回が促進され、都心の渋滞解消が期待されます。

【昭和30年代】全国で本格的な高速道路時代の幕開け

主な開通区間
昭和35年	京葉道路供用開始
昭和37年	首都高速1号線開通
昭和37年	東名高速道路、中央自動車道に着工命令
昭和38年	名神高速道路最初の開通

昭和39年時点の整備状況

【昭和40年代】「9放射」が次々に開通し、都市間の高速移動の実現に大きく寄与

主な開通区間
昭和42年	中央自動車道（調布～八王子）
昭和44年	東名高速全面開通
昭和46年	東関東自動車道（宮野木～富里）
昭和47年	東北自動車道（岩槻～宇都宮）

昭和55年時点の整備状況

【昭和50年代・60年代】「9放射」の骨格が概ね完成。「3環状」の一部も開通。

主な開通区間
昭和56年	常磐自動車道（柏～谷田部）
昭和60年	関越自動車道全面開通
昭和62年	東北自動車道全面開通
昭和62年	首都高速葛飾川口線、葛飾江戸川線

平成2年時点の整備状況

【平成以降】未だ「3環状9放射」の全体ネットワークは完成していない状態

主な開通区間
平成4年11月	東京外かく環状道路（和光IC～三郷IC）
平成6年3月	東京外かく環状道路（都県境～和光IC）
平成8年3月	首都圏中央連絡自動車道（青梅IC～鶴ヶ島JCT）
平成14年3月	首都圏中央連絡自動車道（日の出IC～青梅IC）
平成14年12月	首都高速中央環状王子線（板橋JCT～江北JCT）
平成15年3月	首都圏中央連絡自動車道（つくばJCT～つくば牛久IC）
平成17年3月	首都圏中央連絡自動車道（あきる野IC～日の出IC）
平成17年11月	東京外かく環状道路（三郷JCT～三郷南IC）
平成19年3月	首都圏中央連絡自動車道（つくば牛久IC～阿見東IC、木更津JCT～木更津東IC)
平成19年6月	首都圏中央連絡自動車道（あきる野IC～八王子JCT)
平成19年12月	首都高速中央環状新宿線（西新宿JCT～熊野町JCT)
平成20年3月	首都圏中央連絡自動車道（鶴ヶ島JCT～川島IC)
平成21年3月	首都圏中央連絡自動車道（阿見東IC～稲敷IC)
平成22年2月	首都圏中央連絡自動車道（海老名JCT～海老名IC)
平成22年3月	首都圏中央連絡自動車道（川島IC～桶川北本IC)
平成22年3月	首都高速中央環状新宿線（大橋JCT～西新宿JCT)
平成22年4月	首都圏中央連絡自動車道（つくば中央IC～つくばJCT)
平成23年5月	首都圏中央連絡自動車道（白岡菖蒲IC～久喜白岡JCT)
平成24年3月	首都圏中央連絡自動車道(高尾山IC～八王子JCT)
平成25年3月	首都圏中央連絡自動車道（海老名IC～相模原愛川IC）
平成25年4月	首都圏中央連絡自動車道（茅ヶ崎JCT～寒川北IC、東金JCT～木更津東IC）
平成26年4月	首都圏中央連絡自動車道（稲敷IC～神崎IC）
平成26年6月	首都圏中央連絡自動車道（相模原愛川IC～高尾山IC）
平成27年3月	首都圏中央連絡自動車道（寒川北IC～海老名JCT、久喜白岡JCT～境古河IC）首都高中央環状線（大井JCT～大橋JCT）
平成27年6月	首都圏中央連絡自動車道（神崎IC～大栄JCT）
平成27年10月	首都圏中央連絡自動車道（桶川北本IC～白岡菖蒲IC）
平成29年2月	首都圏中央連絡自動車道（境古河IC～つくば中央IC）
平成30年6月	東京外かく環状道路（三郷南IC～高谷JCT）

平成30年6月末時点の整備状況

お問い合わせ先

国土交通省　関東地方整備局　道路部　

〒330-9724 埼玉県さいたま市中央区新都心2-1 さいたま新都心合同庁舎2号館
電話：048（601）3151(代表)

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