~歴史と文化と眺望の道~
・目的
八王子、相模湖、藤野の3地域が持つ豊かな自然環境、歴史・文化的観光資源と首都東京に隣接する地勢を活かした地域活性化、観光振興。
3地域を国道20号(甲州街道)を幹として連携する。
活動エリアは国道20号(甲州街道)を幹とした東京都八王子市、神奈川県相模原市相模湖町、相模原市藤野町にまたがる。
ルートは八王子市街地の「都市部」、武蔵陵墓地や高尾山のある八王子郊外の「郊外部」、陣馬山と相模湖を背景に街道の風情が濃い「山地部」の3つに大別される。
市街地の都市的景観から、天然記念物に指定される全長3キロメートルを超えるイチョウ並木を通り、山間部・湖岸部へ至るという明確なシークエンスを持ち、首都東京に近接しながら豊かな自然景観と街道に由来する歴史的資源に恵まれている。
首都東京から1時間程度の距離にあり、日帰り客を中心に観光客を集めている。(年間入込数:高尾山 250万人、武蔵陵墓地 10万人、相模湖 60万人)
体験交流資源「相模湖」
東京オリンピック・カヌー競技会場となった人造湖。
歴史文化資源「小原宿本陣」
200年以上前の建造といわれる神奈川県内唯一の本陣。
自然資源「高尾山」
国定公園に指定され、東海自然歩道の起点となる。
歴史文化資源「武蔵陵墓地」
大正天皇陵・昭和天皇陵はじめ4陵が存在する。
自然資源「イチョウ並木」
多摩御陵造営時に植えられ、樹齢80年を超える。
写真提供:八王子観光協会
「甲州夢街道ウォーク」の実施
平成13年(2001)から毎年10月に開催している。ゴール地点のJR八王子駅前のユーロードでは、東京から長野まで甲州街道沿いの街々の名産品を集めた「街道市」が合わせて開催され人気を呼んでいる。
実施者:八王子商工会議所など
写真提供:活動団体
(1)観光や地域の歴史文化を活用した地域の連携体制の構築
(2)地域の情報発信、連携強化を目的とした総合情報提供サイトによる情報発信
(3)日本風景街道「甲州夢街道(八王子・相模湖・藤野エリア)」紹介パンフレットの作成による認知向上
(4)甲州夢街道シンポジウム(仮称)の開催による機運醸成
(5)残地を活用したビューポイント(とるぱ)、廃道活用の小公園整備 等
これまでに実施した活動の例
・「街道市」、ぎんなん拾い、絵画・写真コンテストなどの道路にかかわるイベント。
・「甲州街道クリーンデー」などのイベントと、ボランティア・サポート・プログラムによる道路美化活動
第1ステップ
八王子商工会議所内に事務局を置き、沿線の自治体(八王子市、相模原市相模湖町、相模原市藤野町)の商工会・観光協会と道路管理者(相武国道事務所)により「本陣会議」を組織し、活動推進の中核組織とする。
第2ステップ
上記組織に沿線自治体のボランティアサポート団体、NPO団体などを「地域活動団体」として加え3地域の連携の実効性を高める。
※2007年10月現在の参加団体
・NPO法人緑のダム北相模
・ふじの里山くらぶ
・相模原市