まやかしのない本物の自然を主役とした道づくり~訪れる人に、棲むものにやさしい道をめざして~
・目的
国道299号沿道を中心に本物の自然を世に送り出し、訪れてみたい、もう一度来てみたくなる街道を創出すること。
・方針
住民協働を推進し、沿道住民の連携を図るとともに、継続したみちづくり等の体制づくりを整備すること。
活動エリアは群馬県上野村との境界に位置する十石峠から国道141号までの旧武州街道と長野県茅野市との境界にある麦草峠に至る通称メルヘン街道からなる国道299号とその沿道を中心に、周辺の地域資源をネットワークする国道141号や県道、町道を含む東西約30キロメートル、南北5キロメートルのエリアで対象自治体は佐久穂町である。
当エリアは妙義荒船佐久高原国定公園と八ヶ岳中信高原国定公園を結ぶ路線周辺にあり、両国定公園は全く異なる山容と施設を有しており、東洋一の白樺林や雲上の天然湖などの手つかずの自然がそのまま残されている。
東洋一「白樺林」
妙義荒船佐久高原国定公園と八ヶ岳中信高原国定公園を結ぶ路線周辺。
「雲上の天然湖」
手つかずの自然がそのまま残されている。
「国道299号」
長野県茅野市との境界にある麦草峠に至る通称「メルヘン街道」。
・沿道の美化活動による景観形成
国県町道と河川の不法投棄ごみ収集。
間伐材利用による花壇づくりと花の植栽。
実施者:沿線集落の住民自治組織:八千穂高原区、大石区、千ヶ日向区、上畑区、大日向区、四ツ谷区、畑ヶ中区、余地区
写真提供:活動団体
・ツールド八ヶ岳自転車レースの開催
住民主体のボランティアと参加費だけでのレース運営。
実施者:ツールド八ヶ岳自転車レース実行委員会
写真提供:活動団体
・登山道等整備ボランティア
木道設置による登山道の拡幅防止と案内看板の設置。
間伐と雑木伐採による森林景観整備。
実施者:
佐久穂町観光協会、(株)吉本、北八ヶ岳山小屋経営者、NPO樹木環境ネットワーク、南佐久北部森林組合、佐久穂町猟友会、茂来山トチノキ会、佐久穂町
写真提供:活動団体
その他
・カーブミラーの清掃、バス停や公園への休憩所の設置
・荒廃農地でのそば栽培による再生
・イベント開催によるにぎわい創出(氷上レース、火祭り、紅葉祭)