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KANTO REGIONAL DEVELOPMENT BUREAU.

PROJECT STORY

Big Project 6DX

行政サービスの向上と
建設業における働き方改革
2つの課題を解決する「X」への挑戦

荒川下流河川事務所
小名木川出張所DXプロジェクトチーム

01全国初の河川系DX出張所が挑む「課題解決型DX」へのチャレンジ

小名木川出張所は、令和5年4月より全国初の河川系DX出張所として、デジタル技術を駆使して河川管理の高度化を図り、行政サービスの向上と働き方改革に取り組んでいます。
同出張所は、荒川下流部の両岸合わせて約50㎞を1年365日巡視・点検し、水質事故や河川施設の損傷、時には火災といった予想もつかない事態に対応する現場の最前線。限られた職員で利用者へのサービス向上を図り、働きやすさを実現するという課題を解決するにはDXが最も有効な手段です。私たちはこれを「課題解決型DX」と呼んでいます。

02働きやすさが行政サービスに直結し、職員のモチベーションもアップ

例えば、DX導入以前は巡視員から異常の報告を受けても、その現場がCCTVカメラの死角であれば撮影した写真を持ち帰ってもらわないと目で見て確認できず対応が遅れるといった課題がありましたが、現在では巡視員が装着するウェアラブルカメラを通じてリアルタイムで状況を確認・判断することができ、早期の発見・把握・対応を実現しています。職員の対応時間と負担も大幅に軽減。宅配ロッカーを活用した車止めゲートの鍵の貸出、チャットボットによる問合せ対応も然りでテレワークも可能に。働きやすさがサービス向上につながり、職員のモチベーションもアップという好循環を生み出し、それこそが課題解決型DXの意義であると考えています。

03チームで取り組む終わりなき「X(変革・改革)」。挑戦したい人を待っています

DX出張所として機能を発揮できているのは、事務所・出張所を横断したプロジェクトチームで取り組んでいることも大きな理由です。副所長をトップにさまざまなセクションからメンバーが集まり、現場をよく知る通称「DX専門調査官」も主要メンバー。それぞれの知見や知識、現場の視点からアイデアを出し合い、トップダウンはなくボトムアップで描いた未来像を提示できているからこそ、荒川下流河川事務所全体でさらなる高度化を目指せるのだと思います。
デジタル技術(D)を導入しても改革(X)ができなければ職員の負担が増えるだけ。「DよりもX」を念頭に、「いつでも どこでも 誰でも」を合言葉に、終わりなきXに挑み続けることは、失敗を恐れずいろいろなことにチャレンジできるということでもあります。そんな挑戦をしたい人の入省を待っています。

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