信州の街道探訪
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会田宿〜麻績宿
麻績宿〜稲荷山宿
稲荷山宿〜善光寺宿

善光寺道の起点の宿「洗馬宿」
北国西往還、通称善光寺道は宿内の分去れで中山道と分岐する。木曽義仲の家臣が義仲の馬の足を近くの清水で洗い癒したことから地名がついたと伝えられる。通行者の荷物の重さを調べる貫目改所が置かれた。
【JR中央本線洗馬駅下車】

江戸の風情が残る短歌の里「郷原宿」
江戸後期に大火に遭ったものの、その後建てられた家並みがゆかしく残り、江戸の風情を伝える宿。松本周辺地方独特の本棟造りや横に長い横屋造りの家屋は必見。明治期以降、多くの歌人が活躍した地でもある。
【JR篠ノ井線広丘駅から約0.5km】


地域の有力豪族の名を伝える「村井宿」
村井は戦国時代、武田信玄と戦った地域の豪族が地名となったもの。木曽、諏訪、伊那方面への出入りを調べる番所が設けられ、穀物や塩、材木などのほか女人や馬の通行も取り締まられた。
【JR篠ノ井線村井駅から約0.2km】
1 追分の道標
6 本陣(中村家)
5 脇本陣兼上問屋(山村家)
4 塩尻短歌館
3 郷福寺
2 山城屋

《知ってなるほど!》
豪農の屋根を飾る「雀返し」/郷原宿
信州中南信地域の豪農民家に見られる独特の「本棟造り」。巨大な切妻屋根を持ち、妻入に設計した造りをいう。正面の切り妻に二重に配した破風が重厚で格式ある外観をかもし出すが、さらにその上に乗っているのが「雀返し」という装飾。「雀おどり」「雀おどし」とも呼ばれる。機能よりは装飾を重視したもので、郷原宿内に現在も数件見ることができる。

《知ってなるほど!》唐破風の彫刻/村井宿
村井宿から松本宿への中程にある信楽村(現出川)の中田家は農家ながら武家役宅と同等の構えを持つ名家。屋根は瓦葺で装飾的なカーブを持つ唐破風を設け、破風飾りにはみごとな鶴と亀の彫刻を施している。

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