2020年07月10日
渡良瀬川河川事務所
昨今、工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことにより、入札のとりやめや不調が予想される工事について不調・不落対策を試行しております。
今回発注する下記対象工事は、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されるため、以下の試行(1)~(5)を行います。
【対象工事】
R1渡良瀬川管内CCTV設置工事:試行(1)、(2)、(3)、(4)、(5)
R1渡良瀬川管内遠方監視設備工事:試行(1)、(2)、(3)、(5)
R2佐野管内右岸維持管理工事:試行(1)、(3)
R1松木川工事用道路外補修工事:試行(1)、(3)、(4)
【試行】
(1)「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」
競争参加者が少数と見込まれ、技術難易度が比較的低い工事について対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書及び技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない。)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するものです。なお、総合評価は、災害活動実績を加算点としています。
(2)「機器単体費の提示」
局特別調査単価(臨時調査)により設定した機器単体費を歩掛見積参考資料に提示する試行を行います。
(3)「難工事指定」
工事を適切に完成させた場合、その後の発注工事における総合評価項目「難工事実績評価対象工事(試行)」を加点対象とする「難工事指定」を採用します。
(4)「施工箇所が点在する積算」
施工箇所が点在する工事について、資機材を運搬する費用や交通規制等がそれぞれの箇所で発生するなど、積算額と実際にかかる費用に乖離が考えられることから、工事箇所毎に共通仮設費、現場管理費等の算出を行う「施工箇所が点在する積算方法」を採用します。
(5)「配置予定技術者の専任を要しない期間」
CCTV設備、遠方監視設備の機器製作を要する、機器製作期間については、配置予定の主任(監理)技術者の専任を要しないこととします。