2021年08月06日
宇都宮国道事務所
工事発注において、予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由として、入札のとりやめや不調が予想される工事について不調不落対策を試行しております。
今回発注する「R3宇都宮国道管内標識工事」については、「見積活用方式」、「余裕期間制度(フレックス)」、「施工箇所が点在する工事の積算」、「難工事指定」を採用します。
(1)「見積活用方式」
本工事箇所は交差点付近の狭隘な作業ヤードにおいて、限られた交通規制時間内での施工となるため、標準的な積算と乖離が予想されます。
このため、入札者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証のうえ、予定価格に反映する「見積活用方式」を試行します。見積を求める工種は、標準的な積算と乖離が予想される工種より選定します。
(2)「余裕期間制度(フレックス)」
受注者の円滑な工事施工体制の確保を図るため、事前に建設資材、労働者の確保等の準備を行うことが出来る余裕期間を設定する制度です。
(3)「施工箇所が点在する工事の積算」
施工箇所が点在するため、建設機械を運搬する費用や交通規制等がそれぞれの箇所で発生するなど、積算額と実際にかかる費用に乖離が考えられることから、箇所毎に共通仮設費、現場管理費の算出を行う「施工箇所が点在する工事の積算」を採用します。
(4)「難工事指定」
工事を適切に完成させた場合、その後の発注工事における総合評価項目「難工事施工実績評価対象工事(試行)」を加点対象とする「難工事指定」を採用します。